バスケ戦術」カテゴリーアーカイブ

BLOB21-アトランタ・ホークス(エンドインバウンズプレイ)

YOUTUBEで拾ったNBAのBLOB(エンドからのセットプレイ)の動きを研究しようというコンセプトです。
初回は、アトランタ・ホークスの21(トゥエンティワン)を研究してみます。

【アライメント】


まずはアライメント(最初の立ち位置)の説明です。
画像の番号とポジションは関係ありません。

ボールサイド側がローポ⑤とハイポ③あたり。
ヘルプサイド側にミドルポスト④と3Pの手前当たり②に位置しています。
ジグザグに並ぶ感じですね。

【ムーブメント】

複雑な選択肢ではなく、ファースト→セカンド→サードと流れるムーブメントとなります。

〇ファーストオプション


ヘルプサイドの④が②にアップスクリーンします。
②はスクリーンを利用して、ゴールカットします。
①は②のカットに合わせてパス(アリウープの場合はロブパス)をします。
とてもシンプルなプレイですね。
相手の意表をつくか、②の身体能力が高くないと難しいと思います。

〇セカンドオプション


ファーストオプションでパスが入らない場合、ポップ(外に少し広がる)した⑤にパスをします。
先ほど、スクリナーだった④が、今度は③からスクリーンをもらってウイングに移動します。
スクリーンが成功しやすいピック・ザ・ピッカーの動きですね。
パスを受けた④がアウトサイドシュートをうちます。

〇サードオプション


④がシュートをうてなかった場合、インバウンズパスをした①が⑤のスクリーンを使って、コーナーに移動します。
④から①にパスをします。
①はアウトサイドシュートをうつか、⑤とのコーナーピックプレイを行います。

【感想】

ファーストオプションは難しそうだな~
成功するイメージが沸かない。
サードオプションの動きは当チームで使っている動きに似ているので、成功のイメージが結構沸きます。
うーん、なんで21なんだろう??
気が向いたら、別のBLOBも研究します。

【BLOB特集】

Youtube(NBA Teams Best Baseline out of Bounds Set)

1-2-1-1ダイヤモンド・オールコートゾーンプレス

現在、1-2-1-1ダイヤモンド・オールコートゾーンプレスに取り組んでます。
初実戦での様子です。
7/12というナイスな成果でした。

2人で運ばれて、2人にフラッシュされた時は難しいな~
誰か最適解を教えて!

精度を高めていくために、とりあえずは動画集を無作為に集めてます。

マンツーマンディフェンスの分類~ノーミドル以外の守り方~

【マンツーマンディフェンスについて】
現在、私たちのチームでは、戦術について、全員で意見を出し合って、一個ずつ確認しております。
次の練習でのテーマがディフェンスの守り方の予定となっています。
おそらく、多くのプレイヤーが外側に抜かせる(ノーミドル)ことが正しいと思ってディフェンスしているか、何も考えずに一生懸命ディフェンスをしているかのどちらかだと思います。

私の個人的なプレイヤーとしての意見は、「抜かせる方向のディレクション」は嫌いです。
ディフェンスの最終目標は、シュートを決められないことです。
しかし、抜かせる方向付けは、ディフェンスで相手のシュートが失敗しても、ノーミドルであればミドル側に抜かれたら失敗としてみなされます。
では、ベース側に抜かせて、三線がいなくてレイアップを決められたらどうなのか?
チームによっては仕方ないで済むこともあるかもしれませんが、それも何か違う気がする。

じゃあ、どう守ればいいのか?
答えは、自分達と相手と相性次第かなって思います。

結局は、何が正解なのか?ではなく、どこまで決めるか?
決め事をどこまで徹底させるか?(柔軟化させるか?)だと思います。
今回はマンツーマンディフェンスの分類方法を中心に、私の考えを述べていきます。

【マークする位置による分類】

マッチアップしているディフェンスをマークする位置による分類方法です。

〇オールコートマンツー

エンドラインのボール出しからプレッシャーをかけるマンツーマンディフェンスのことです。
マンツーマンでプレスを張る時は、オールコートマンツーとなります。
40分続けるというより、ここぞという時に使うイメージです。

〇スリークォーターマンツー

バックコートのフリースローラインあたりからコンテインし、徐々にプレッシャーを強めていくマンツーマンディフェンスのことです。
ハーフラインあたりでプレッシャーを強めて、バックコートバイオレーションを一度狙い、ハーフコートを越えたら、激しく当たります。
人数が多く、体力があるチームならば40分続けることも可能なディフェンスとなります。

〇ハーフコートマンツー

ハーフコートを越えたあたりからプレッシャーをかけるマンツーマンディフェンスです。
プロやU世代など、多くのカテゴリーで、最も使用頻度が多いディフェンスとなります。
インサイドにディスアドバンテージがある場合は、最低でもハーフコートぐらいからプレッシャーをかけた方がよいと思います。

〇クォーターマンツー

3Pライン付近からプレッシャーをかけるマンツーマンディフェンスのことです。
クラブチームだと、最も使用頻度が高いディフェンスとなります。
スティールを狙えるチャンスが減りますが、無理に体力を消耗することなく、ディフェンスできます。

〇マークする位置による分類のまとめ

クォーターでしっかりと守るマンツーが基本となります。
そのうえで、守る位置をどこまで前面に広げるかが差となります。
守る範囲が広くなればなるほど、体力の消耗が多くなります。
反面、ボールを奪えるチャンスが増え、また高い位置でのスティールはイージーな速攻につながりやすくなります。

【マッチアップの方法による分類】

マッチアップする相手の決め方による分類です。

〇アサインマンツー