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クロス・ドリブル・ジャブ/cross dribble jabって何?バスケ辞書

【クロス・ドリブル・ジャブ/cross dribble jab】

クロス・ドリブル・ジャブとは、クロスオーバードリブルの時に、ボールが動く方向とステップの方向を逆にすることです。
文字を分解すると、「クロスは十字」、「ジャブは突き刺す」です。
ボールと体が十字にクロスするのと、素早くボールと体を突き刺すのがミソです。

【クロスジャブという呼び名が一般的】

一般的にはクロスジャブと呼びます。
私が最初にB2選手から習った時は、「ドリブルジャブ」という名称でした。
YOUTUBE上で、「cross dribble jab」という表記を見かけたので、それにしました。

【クロスジャブの具体的な動き】

通常のクロスオーバードリブルは、ボールを右から左にフロントチェンジした場合、左足(右足の人もいるかな)も左に進み、抜き去ります。
クロスドリブルジャブの場合は、ボールを右から左にフロントチェンジした場合、右手から離れて左手にボールが付く前に右足を右側に進みます。

ディフェンスが右側に進んだ足(体)に反応した場合は、右側に進んだ足をキックして、左側に切り返し抜きます。
ディフェンスが左側に進んだボールに反応した場合は、もう一度クロスオーバーして、右側に切り返し抜きます。
どちらにも反応しなかった場合は、プルアップジャンパーに切り替えます。



プリンストンオフェンス

【プリンストンオフェンス三行まとめ】
☑アライメントは4out1in。
☑フローチャートで進むオプショナルオフェンス。
☑常にバックドアを狙う。

【プリンストンオフェンスの生みの親】

プリンストンオフェンスとは、プリンストン大学で長期に渡りコーチを務めたピート・キャリルが発案したオフェンスのことです。
プリンストン大学とは、日本で言う東大みたいな感じで、スポーツ奨学金なしの秀才軍団を、独自のオフェンスを駆使し、スポーツ推薦で集まる私立強豪に何度も勝利を重ねたという感じですね。

ピート・キャリルについては、こんな感じです。

1967年から1997年の30年間、プリンストン大学でヘッドコーチを務める。アイビーリーグの歴代最多勝コーチであり、13回のカンファレンス優勝と11回のNCAAトーナメント出場を誇る。1997年にバスケットボール界における功績が認められ、バスケットボール殿堂入りを果たす。プリンストン大学の後、NBAサクラメントキングスでアシスタントコーチを務め、プリンストンオフェンスを指導し、多大な成果を収めた。

「賢者は強者に優る」がピート・キャリルのコーチング哲学です。

【アライメント】

アライメントとは、オフェンスを開始するときの立ち位置のことです。
プリンストンオフェンスのアライメントは4out1inとなります。
稀に5outや3out2inもありますが、4out1inが一番多いです。

バックドアを活かすためには、2-3ハイセット(2ガード、2ウイング、1ハイポ)が好みです。
1トップ、2ウイング、1コーナー、1ポストなどの形もあります。
アライメントはある程度自由でいいと思います。

【オプショナルオフェンス】

オプショナルオフェンスとは、常に決められた複数の選択肢(オプション)から選手が自由に選び進んでいくことです。
オプショナルの例をご案内します。

〇エントリー


アライメントを組んだ後の最初のプレイを「エントリー」と呼びます。
エントリーはウイングパス③、ハイポパス⑤、ヘルプサイドパス②の3つからコート内の選手が選択します。

〇ウイングパスエントリー


ウイングパスエントリーをしたら、次にUCLAカットかスペインピックを選択します。
それぞれの具体的な動きについては割愛します。
ヘルプサイドの動きは、お互いにスクリーンをかけあって、バックドア、フレア、フレックスを仕掛けることで、ボールサイドにディフェンスが行かないようにします。

〇ハイポパスエントリー


ハイポパスエントリーをしたら、スタックかカールを選択します。
ヘルプサイドは、ウイングパスエントリーと同様にスクリーンをかけあうことでディフェンスを引き付けます。

〇ヘルプパスエントリー


ヘルプサイドパスエントリーをしたら、チンかフレアを選択します。

〇フローチャート


色々なオフェンスが出てきて混乱すると思うので、フローチャートを作って体系化してみました。
今回は1stで3つの選択肢、そこから各2つの選択肢の合計6パターンのオプショナル(選択自由の)オフェンスとなります。
→ ウイングパス → UCLA

ハドル/huddle

【ハドル/huddle】

バスケットボールで使われるハドルとは、試合前や試合中に選手が集まって円陣を組み、プレイの確認をしたり、リラクゼーションやサイキングアップして緊張をコントロールしたりすることです。

ハドル(huddle)を直訳すると、『密集する、詰め込む』という意味です。
アメリカンフットボールでは、試合中に選手がフィールド内に集まって行う短い作戦会議のことを指します。

【ハドルの動画集】

サイキングアップ系のハドル

戦術確認系のハドル(スパイ編)

Wリーグだと、プレイの合間に頻繁に短いハドルを組みます。

当チームもコート内のコミュニケーション不足を補うために、フリースローの時はハドルを組むことを習慣づけています。