2015【基本はマンツー】
基本的にマンツーでいきます。
まずはマンツーのルールを共有してください。
・1線:ボールに対して距離を詰める意識。
・2線:キープレイヤーはディナイ、それ以外は基本ディナイだが各自の判断、カットインのヘルプには行かない。
・3線:ヘルプの意識を持つ。
自分のマークマンがエースの場合、味方に周知のうえ、ヘルプに行かずにチェックバックで対応。
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【2-3ゾーン併用の意義】
ゾーンは、マンツーが機能しない時、あるいはゲームに変化を与えたい時に積極的に使用します。
ゾーンにすると、ゾーンオフェンスのコンセプトがないチームの場合は3Pで崩そうとします。
今の対戦相手レベルだと、ノーマークで打たさなければ、あまり入らないと想定し、相手が自滅すればラッキー。
ただし、連続で決められてしまう場合は、速やかにマンツーに戻します。
また、ゾーンディフェンスをすることで、なんとなくゾーンオフェンスの勉強になります。
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【ゾーンの利点】
・常に三線の位置に人が立っているので、一線が抜かれても大丈夫。
カットインが得意なチームに有効。
・スクリーンプレイの意味が薄いので、相手のナンバープレイを封じれる。
・位置が一定しているので、速攻が出やすい。
・相手がゾーンに慣れていないと、自滅してくれる。
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【ゾーンの欠点】
・アウトサイドのノーマークが作りやすいので、3Pが得意なチームに弱い。
・ゾーンオフェンスを用意されていると、簡単に崩される。
・スクリーンアウトがしにくいので、リバウンドがとられやすい。
・責任が不明瞭なので、ダメな部分の改善がしにくく、フラストレーションがたまりやすい。
・相手のオフェンス時間が長くなるので、残り時間が少なくて負けている時は向いていない。
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【ゾーンのポイント】
・ディフェンストランジション(切り替え)の時に、なによりもハリーバックして陣形を作る。
・ボールサイドに飛び込むプレイヤーは一度バンプして遅らせて、コミュニケーションを取り、次のディフェンスへ引き継がせる。
・一番の弱点であるハイポストにフラッシュするプレイヤーは重点的にケアする。
・ノーマークを作るまいと必死に追いかけると、どうしてもほころびが生じるので、捨てるところは勇気を持って捨てる。
捨てるとはノーマークでうたせるわけでなく、軽いチェックでアウトサイドシュートをうたせる。
逆に、シュートが入るプレイヤーは絶対にノーマークでうたせない。
・リバウンド(特にロングリバウンド)をとられやすいので、相手がリバウンドのコースに入って、とられないようにすることを強く意識する。
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【移動エリア】
基本的な責任エリアは図の通りです。
G:トップ→45度→ハイポ
F:0度→45度→ハイポ→ローポ
C:左ハイポ→左ローポ→右ローポ→右ハイポ
基本的に一番の弱点であるハイポストは5人全員で見ます。
また、オフェンスの位置、ディフェンスの位置、味方の移動速度などを見て、移動エリアは大きく変わります。
大きく移動する時、自分のマークマンを外して移動する時は、味方に知らせながら移動します。
そこらへんは実戦で確かめていきます。
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【総括】
実践して行かないと分からないと思うので、練習で必ずゾーンを一回以上やって、頭で理解し、体で覚えていきましょう。
それと、最後の逆転のわるあがきオプションとして、オールコートマンツーマンも数回練習します。