バスケ技術」カテゴリーアーカイブ

ゼロステップ(動きながらの1歩目は0歩目とする)

JBA プレーコーリング・ガイドライン(20180201 修正)
国内適用は2018 年4 月1 日

8 .トラベリング
(2)動きながら、足がフロアについた状態で、ボールをコントロールした場合
④動きながら、足がフロアについた状態でボールをコントロールした場合、フロアについている足は0 歩目とし、その後2 歩までステップを踏むことができる。その場合、1 歩目がピボットフットとなる。

上記の通り、2018/4/1からいわゆるゼロステップが正式に解禁(Bリーグは適用済み)となります。
今までもトラベリング吹かれたり、流されたりと曖昧で面倒でした。
これを機に、リーガルに統一されたので、皆さん、気を付けてください。
ちなみに、私の場合はドリブル終わりのゼロステップは流していましたが、パスキャッチの時のゼロステップは吹いていました。

最後はダンクで決めるのがゼロステップのコツですね。…

オフェンスリバウンドの役割

2017/11/7プラクティスレポート
まずは今回、男子参加者が多くなりすぎてしまい、多大なご迷惑をおかけしました。
練習の出欠をとっていないもので、ムラがありますが、なるべく調整できるように頑張ります。

【オフェンスリバウンド】

セーフティー以外は、全員がオフェンスリバウンドに絡めと伝え続けてきましたが、精神論に傾いてきたので、技術的な解説をします。

〇オフェンスリバウンドの役割

・トライアングルポジション3名
・ハーフリバウンダー1名
・セーフティー1名
自チームのシュートに対しては、上記の3+1+1の役割分担を担います。

〇トライアングルポジション

トライアングルポジションとは、フリースローレーンにある四角いブロック(ニュートラルブロック)2つとセミサークルの頂点を結んだ三角形です。
下記の画像の矢印が指している黒い三角形です。

3名はこのポジションを目指して飛び込みます。
相手にスクリーンアウトされないようにかわしながら飛び込みます。
万一スクリーンアウトされたら、ファウルにならないようゴール下に押し込むか、緩急を使って回り込みます。

〇ハーフリバウンダー

ハーフリバウンダーとは、ロングリバウンドに対応する選手です。
シュートと同時にフリースローラインを目指し、ボールがリングにあたる頃にはフリースローラインを踏んでおきたいです。
ボールがロングリバウンドになりそうならば飛び込んでリバウンドを狙います。
相手チームにリバウンドをとられそうになったら、セーフティーを手伝うか、タッチダウンパスを出されないよう、ボールにプレッシャーをかけて、速攻を出させないようにします。

〇セーフティー

セーフティーとは、相手の速攻に備えるための選手です。
他のプレイヤーがオフェンスリバウンドにいけるのは、セーフティーがしっかりしているというのが前提です。
セーフティーの理想は、ボールがリングにあたるタイミングでハーフラインを踏むです。
ハーフラインよりも相手チームが後ろにいるのであれば、もっと下がります。
相手の速攻に対して並走して追いつける位置ではなく、迎えられる位置まで戻ることが理想です。
基本的にはポイントガードがセーフティー。(PGでなくてもいいですが)
ウイングよりも高い位置からの3Pであれば、シュートをうったプレイヤーがそのままバックランでセーフティー。
シューターが自分で軌道を読めるのであれば、そのままリバウンドにいくので、一番高い位置(通常PG)がセーフティー。

〇オフェンスリバウンドは意欲と技術

ディフェンスリバウンドは体格とスクリーンアウトが大事ですが、オフェンスリバウンドで大事なのは意欲と技術です。
特に意欲が大事です。
位置やタイミング的にリバウンドに行っても取れないからとあきらめてしまうプレイヤーもいますが、基本は可能な限り絡むことです。
自分がリバウンドに絡むと、2:3が3:3になり、他のプレイヤーがオフェンスリバウンドをとりやすくなるからです。
オフェンスリバウンドはチームのシュートミスを帳消しにできる最高の武器です。
是非、意欲的に取り組んでください。

【レポート】

〇メニュー

男子、ランニングシュート→3対2→3対3…

シュートのフォロースルー

2016/8/30練習記
女子はディフェンスとルーズへのこだわりが浸透してきたので、次はシュートにこだわりたいと思います。


【シュートへのこだわり】

五右衛門女子では、練習中のシュートは「過程」も「結果」も拘ります。

〇シュートの質をこだわる

「過程」とは「シュートの質」です。
質はゲームライクを意識することと、正しいシュートモーションでうつことです。
ゲームライクを意識するというのは、速く鋭く正確なパスを出すこと。
フェイクなどを入れて、ボールミートすることなどです。

正しいシュートモーションでうつこととは、「ボールを持ち上げる」と「リリースする」ふたつの動作の始めから終わりまでを毎回同じにすることです。
シュートフォームを改善するということとは趣きが異なります。

〇シュートの確率をこだわる

「結果」とは「シュート確率」です。
現在、五右衛門では2つの基準値を設定しております。
ミドルシュート:努力目標55%(半分強)、必達目標45%(半分弱)
3Pシュート:努力目標34%(3分の1)、必達目標25%(4分の1)
目標の割には少し低めに設定してあるので、必ず達成するようにします。
尚、100本以上の試投で必達目標に到達しない人は、シュートフォームを含めた根本的な見直しも検討します。


シュートのフォロースルー

さて、表題のフォロースルーについてです。
フォロースルは「シュートのこだわり」で言うところの、「シュートの質」、「シュートモーションの最後」に該当します。
結論から言うと、必ずシュートをうった後にフォロースルーを2秒以上残してください。

フォロースルー

〇理由、確率があがるから

フォロースルーは、ボールが手から離れた後の動作なので、一本一本のシュートの成功には影響しません。
しかし、フォロースルーを残すことによって、シュートの確率が高まります。
考え方の基本は、シュートが入るという「ゴール」ではなく、入るシュートをうつという「スタート」にフォーカスします。
「決めるためのシュート」ではなく、「落とさないためのシュート」という表現をされる方もおります。

〇根拠

あるシュートが入ったとします。
そのシュートと全く同じシュートモーションであった場合、理論上、絶対にシュートが入ります。
シュートモーションは「ボールを持ち上げる動作」と「ボールを投げる動作」があります。
持ち上げる動作のスタートがボールセットで、ボールを投げる動作の最後がフォロースルーになります。
ボールセットとフォロースルーが一緒であれば、その中間の動作も一緒となり、毎回一緒にすることで、シュートが安定します。

〇効果

フォロースルーを残すというのは、毎回同じシュートモーションを作るというメリットがあります。
また、ずれた時に確認がしやすいというメリットもあります。

〇例

知恵袋で、大砲に例えた秀逸な表現がありました。…