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スロットって何?バスケ用語意味解説

【スロット/slot】

スロットとは、バスケットからペイントエリアの角を線で結び、そのまま延長し、3Pラインに交わる部分です。

アウトサイド・エルボーやツー・ガード・ポジションなどと呼んだりもしています。
使い方としては4アウト1インのアライメントや、3-2ゾーンディフェンスに対するツーガードポジションで位置します。
ウイングのようにドライブの起点となったり、トップのようにパスの起点となったりします。

佐々木クリスさんやハレルヤ(be a baller)さんや、英語圏の多くの人がこちらの意味で使っています。
(英文1:The Basketball Dictionary)Slot: The spot where the three-point line and the line marking the outer edge of the paint would theoretically intersect.
(英文2:basketball for coaches)Slot – An area of the court located …

ピック&ロール(PnR)中級編・クラブチームレベル

ピック&ロール中級編です。
クラブチームで一般的なディフェンスのスイッチ、スライドスルー、ファイトオーバー、ショーディフェンスに絞った中級編の対応策です。
アイス、ブリッツなどの上級コンビネーションディフェンスに対するオフェンスは省いています。

【ピック&ロールとは】

ピック&ロールとは、2対2のコンビネーションプレイで、オンボールのディフェンスに対してスクリーンをセットし、ゴール方向へのロールに合わせてパスをするプレイ。および派生するプレイ群のことです。
略称を「PnR」と表記します。

【PnRを仕掛ける位置】

PnRを仕掛ける位置をトップ、ウイング、コーナーに分けることができます。
またウイングをアウトサイドエルボーとサイドに分けることができます。

〇トップピック(ハイピック)

トップピックとは、90度の位置から仕掛けるPnRです。
通称ハイピックと呼ぶことの方が多いです。
ハイピックのメリットは左右を広く使えるという点です。
デメリットは、コートを四分の一で使えば2~3人で完結できるPnRですが、ハイピックはハーフコートの全部を使うので5人の理解度が必要となります。
また、PnRだけでフェニッシュを狙うのではなく、ハイピックを起点にショートロールして、3人目・4人目を使って得点を狙う(ポケットゲーム)のもハイピックのポイントとなります。
ハイピックからのプレイ集

〇アウトサイドエルボーピック

ウイング(45度)も角度が微妙に高いか低いかでPnRの攻め方が異なります。
エルボー(ハイポの角)の延長線上であるアウトサイドエルボーから仕掛けるピックです。
アウトサイドエルボーから仕掛ける場合は、3人目のオフェンスがコーナーにいる場合と、トップにいる場合が想定されます。
この場合、トップよりもコーナーにいてくれた方が圧倒的に攻めやすくなります。

まずはドライブの時に左右で差がでます。
三人目がコーナー(上図左)にいてくれると、ハンドラーは左右にスペースがあるので、どっちにもドライブできます。
反対に三人目がトップ(上図右)に残られると、スペースが狭いので、ウィークサイド方向にしかドライブできません。
ドライブの方向が絞られると、ディフェンスも対応がしやすくなります。

次にドライブ後にも左右で差が出ます。
ドライブした後、コーナー(上図左)がリフト(ドライブやダイブに合わせて上に上がる)してくれると、三人目のディフェンスの動きに応じて、②へのパスも可能となります。
反対に、トップ(上図右)のオフェンスはサークルムーブに従って、ウイングに降りてきてくてもパスコースに①のディフェンスがいるので、三人目のプレイヤーを使えません。
なので、アウトサイドエルボーピックは、Gがコートの四分の一を使って攻めたい時にウイングプレイヤーをコーナーに落として使うのが理想的だと思います。

〇サイドピック

サイドピックとはフリースローラインの延長線上からスタートするPnRです。
この場合はウイングにいるFがハンドラーになることが多いです。
サイドピックまで下がると、トップにいても左右両方ドライブすることができます。
ストロングサイド側にピックを仕掛ければ、トップのディフェンスを引き付けてキックアウトも可能です。
ウィークサイド側に仕掛ければ、ピックマンをハイポにピック&ポップ気味にショートロールすることが可能となり、選択の幅が広がります。

〇コーナーピック