【トレント・タッカー・ルール/trent tucker rule】
トレント・タッカー・ルールとは、残り0.2秒以下の場合はタップかダンクしか認められないルールのことです。
【JBAの2019ルールブックの条文】
JBAの2019ルールブックの条文だとこうなっています。
16-2-5
スローインあるいは最後のフリースローの後のリバウンドのときに、ボールをつかんでショットをするためには、最低でもゲームクロックが0.3秒以上を表示していなければならない。
0.2秒あるいは0.1秒しか表示されていない場合、ショットを成功させるためには、ボールをタップするか直接ダンクして入れるしかない。
【ルールが作られるきっかけになった事件】
1990年にニューヨーク・ニックスのトレント・タッカーが決めたシュートから命名されたルールです。
1991年にNBAで、2010年にFIBAで制定されたルールです。
この大逆転シュートに、当時のデビッド・スターン・コミッショナーが異議を唱え、シュートを打つのに必要な時間を検証しました。
その結果、最低でも「0.3秒」が必要な時間と定められ、反対に0.2秒以下はシュートできないので、タップかダンクしか駄目という結論になりました。