残念でならないニュースです。
まずは2018年10月18日のYOMIURI ONLINEのニュースをご覧ください。
14日に広島市中区の県立総合体育館で行われた「全国高校バスケットボール選手権県大会」の女子準決勝、広島観音高―広島皆実高の試合で、広島皆実の得点が加点されないミスがあったことが、県バスケットボール協会などへの取材で分かった。試合は延長戦で広島観音が61対58で勝利しており、県協会は再試合しない方針。
協会や関係者によると、加点ミスがあったのは第4クオーターの序盤。広島皆実の選手が3点シュートを入れた際、得点掲示板の表示が変わらなかったため、広島皆実側が審判団にスコアブックを示して確認を求めた。だが、審判団は「公式スコアに記録がない」として、抗議を認めなかった。
試合は同点のまま延長戦に入り、広島観音が3点差で勝利した。試合後、保護者らが撮影した映像を示し、再度抗議をしたが、受け入れられなかった。その後、運営する県協会が動画を確認。加点ミスが判明した。
県協会の玉井尚樹専務理事は「ビデオ検証で運営側のミスが確認された」と説明。17日、協会幹部が広島皆実に謝罪したという。
県協会から報告を受けた日本バスケットボール協会は読売新聞の取材に「公式ルール上、試合後に審判団が(記録用紙に)署名をしていれば試合は成立する。再試合はできない」との見解を示している。女子決勝は20日に行われる。
スポーツ倫理に詳しい早大の友添秀則教授(スポーツ教育学)の話 「主審や副審らは、一つ一つの得点を、その都度確認するのが当然で、見逃したのであれば審判団の責任は重い。今回は勝者、敗者ともに悲しい思いをさせた。誤審を真摯に受け止め、審判員の質を向上させるなど再発防止策が必要だ」
2018年10月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
高校最後の大会となるウィンターカップの県予選準決勝での出来事です。
高校三年間の終わり方がこれだと、プレイヤーも保護者もやりきれないですね。
(44.2.7)得点、ファウルの数、タイムアウトの数などについてのスコアラーによる記録の間違い及びタイマーによるゲーム・クロックの操作の誤りによる競技時間の計測の間違いは、審判の承認によっていつでも訂正することが出来る。
但し、主審がスコアシートにサインをした後は、訂正することは出来ない。
ルールに照らし合わせると、審判のサイン後に抗議できないのは仕方ない部分もありますが、ミス直後の広島皆実側の指摘を修正しなかったのは、なぜなのでしょうか?
学生バスケは教育という観点もあり、「審判は絶対であり、誤審に対してもスポーツマンらしく文句を言わない」という姿勢で、あまり抗議をしなかったのでしょうか?
二度と起こらないよう再発防止に取り組んで頂きたいと思います。
と、同時にプレイヤーやコーチ目線で、同様の誤審にどう対応したらいいのかも考えさせられます。…