審判講習会で学んだ忘備録

審判講習会(2017/9/11)で学んだ忘備録
主に私が知らなかったことを対象に記録として残します。

1、8秒オーバータイム
空中で8秒を超えた場合(7秒でパスをしてキャッチの時は8秒になっていた)のスローインの位置。
今まではスローインの位置は曖昧だった。
今後のスローインはセンターラインのフロントコート側から再開にて統一される。
この場合、バックコートにパスはできない。

2、24秒オーバータイム
シュートが放たれた後に24秒のブザーが鳴り、リングに当たらず別のファウルが発生した。
今までは、先に起こった方(この場合は24秒のブザー)が優先されていたのでファウルにならなかった。
今後はファウルが優先されることになったので、ファウルで再開。

3、アンスポーツマンライクファウル
戦術としてファウルすることがプレイとして認められている。
今までは、多少曖昧だったが、故意のファウルはアンスポーツマンライクファウルとなっていた。
今後は、戦術としての故意のファウルはパーソナルファウルとして処理される。
尚、終盤でのフリースローにするための戦術としてのファウルは以前から認められていた。
→追記、現在は戦術としての故意のファウルでも、ボールに行かないとアンスポになります。

4、アンスポーツマンライクファウル速攻編
速攻が出された後に、一番後ろにいたディフェンスが背後や横からボールマンに触れた場合、オートマチックでアンスポーツマンライクファウルであった。
同じシチュエーションで、シュートの動作を起こした時に触れ合いがあった時は?
今までは曖昧だったが、おそらく、アンスポーツマンライクファウルで処理されることが多かった。
今後は、シュートファウルで統一される。

5、テクニカルファウル
違反が明らかにうっかりしたものでゲームに支障がないか、単に運営の手続き上のものである場合には、違反が繰り返されない限りテクニカルファウルとならない。
これはどういうことだろう?
例えば、選手の番号を間違えていた場合は、うっかりしたミスなので、修正して対応?(確認中)

6、フェイク
今回新たに加わった概念。
NBAではフロッピングという行為。
ファウルとみせかけるためにわざと倒れたりする行為。
たしか「シミュレーション」という名前だったような。
フェイク・ア・ファウルを確認した場合は、下記の流れになります。
1、レイズ・ザ・ローア・アーム(手のひらを上に向け、二回手招きをする)を行う。
2、ボールデッド時に、該当選手や審判に伝える。
3、同選手に同様のプレイがあった場合にテクニカルファウルを宣告する。
また、接触のない場合のフェイク・ア・ファウルや、過度なフェイク・ア・ファウルは、一発でテクニカルファウルとなる。

7、トラベリング
トラベリングで多い、「軸足のずれ」・「突き出しの遅れ」・「軸足の踏み替え」に対して、「明らかに」という文面を確認した。
つまり、「軸足が動いたな~」程度では鳴らさず、「明らかに動いたな~」でトラベリングとなる。
同様に、「足の方が先に離れたな~」程度では鳴らさず、「明らかに足の方が先に離れたな~」でトラベリングとなる。

8、ハンドチェッキング
今回、最も影響の大きい要素であるのが、このハンドチェッキングである。
簡単に言うと、ボールを持っているプレイヤーに対して、
1、両手で触る(ダブルアーム)
2、片手でも肘が伸びた状態でさわる(ロングアーム)
3、触れ続ける
4、何度も触れる
と、触れ合いの度合いで判断せず、整理する必要がある。
では、整理とは何か?
ファウルをコールすることと、口頭で注意することである。
しかし、この規定をプロの試合で適用したところ、50回以上の違反が確認されたとのことで、現在、解釈を統一中である。
よって、審判の主観で判定されるので、笛にアジャストしていくしかない。