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アドバンスドスタッツをつけてみた

ボックススコアとベーシックスタッツ
アドバンスドスタッツ
アドバンスドスタッツをつけてみた
スタッツのケーススタディー


B3のシーズンオフでアドバンススタッツの勉強中です。
GOEMONの実際の試合を基に、自力で作成できるスタッツを全部つけました。

メタ(需要を超越した=需要のない)・スタッツと名付けました。
とりあえず、PDF版を貼り付けます。
説明文も記載しますが、長くなるので計算式は記載しません。
メタ・スタッツ-2022.05.15
条件付き書式のカラースケールを使って、下記の法則で背景色をつけました。
【ポジティブ】←濃いブルー(緑)>薄いブルー>ホワイト>薄いレッド>濃いレッド→【ネガティブ】
2チーム間比較は濃いブルー(緑)が勝っているチーム、ホワイトが負けているチームです。
「advanced shoot stats」の「PTR」と「FREQ」だけは、他者との比較ではないので、割合が高い方を黄色背景としています。(ポジティブ&ネガティブとは別の概念)

【basic stats】

基本スタッツ

GP:ゲーム・プレイ。ゲーム出場。
GS:ゲーム・スタート。先発出場。
PTS:ポイント。得点関連。
PF:ポイント・フォー、得点。ここではパーソナル・ファウルではありません。
PA:ポイント・アゲインスト、失点。
PD:ポイント・ディフェレンス、得失点差。
FT:フリースロー、自由投。
M:メイド、成功。
A:アテンプト、試投。…

EFFとaEFF

個人の総合的な評価を算出するオールインワン指標にEFFがあります。
計算式が単純なので、使い勝手がとても良く、個人的には重宝しております。
EFFの上級版のPERを算出しようとしたときに、EFFと酷似した計算式を発見しました。
EFFではすべてのスタッツを1で計算しております。
対してPERでは、スタッツを重要度に応じて調整しております。
では、この調整した数字で単純計算したらどうなるのかを調査したいと思います。

EFFを調整した数値をaEFF( adjusted EFF)と呼ぶことにします。

【EFF計算方法】

EFF = PTS + 3PM – 3PA + 2PM – 2PA + FTM – FTA + OREB + DREB + AST + STL + BLK – TOV

ポジティブスタッツからネガティブスタッツを引いた合計値となります。
全てのスタッツの価値を1として計算しております。
ファウルはEFFの対象外となります。…

アドバンスドスタッツ解説

ボックススコアとベーシックスタッツ
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スタッツのケーススタディー


【分析はアドバンスドスタッツで行う】

サッカーも近年は様々な指標をとりいれてきましたが、バスケットボールはサッカーと違い、多くのアクションが記録されます。
サッカーは試合を見ないと明確な勝因・敗因が分からないと思います。
しかしバスケットボールは、ボックススコアの数字を見れば、勝因・敗因に結び付く理由が分析できます。

分析方法としてはビジネス同様に3C(自分・相手・市場)分析が基本となります。
B3リーグの場合(品川の場合?)は、下記となります。
1、自チームと相手チームとの比較。
2、今回の試合と同じ対戦相手との以前の試合との比較
3、今回の試合と自チーム平均との比較
4、リーグ平均値との比較

その中でも重視すべき数字は、シュート成功率(2P、3P)、オフェンスリバウンド数、ターンオーバー数となります。

そして、ボックススコアで集計したデータを蓄積してスタッツ化し、後述のEFF(総合評価)やPPP(期待値)などのアドバンスドスタッツで分析すれば、チームへの貢献度が明確になります。

【アドバンスドスタッツ】

〇PG(Per Game、1試合平均)

PGはPer Gameの略で、1試合平均のことです。
PPGだと平均得点、RPGだと平均リバウンド、APGだと平均アシスト、SPGだと平均スティール、BPGだと平均ブロックシュートとなります。

〇Poss(Possession、ポゼッション)

「Poss」ポゼッション:攻撃回数です。
Poss=FTA×0.44+2PA+3PA+TO
シュートの本数とターンオーバーの数を足した数値が攻撃回数となります。

〇ePoss(effective Possession、エフェクティブ・ポゼッション)

「ePoss」エフェクティブ・ポゼッション:真の攻撃回数です。造語です。
Poss=FTA×0.44+2PA+3PA+TO-OREB
PossにはOREBが引かれる場合と引かれない場合が存在します。
どっちでもいいので、どっちかに統一して欲しいのですが、最終的に知りたいデータによって、使い分ける必要があります。
なので、計算式を分けるのではなく、データの名称そのものを使い分けた方がエラーが発生しにくいので、造語として使い分けました。(流行るといいな~)
ちなみに、PERの計算式内で出てくるPossはOREBを引くタイプです。

〇Pace(ペース)

ポゼッションとペースの大きな違いは、下記二つです。
・オフェンスリバウンドはポゼッションを分けない。(ePOSSの概念)
・プレイタイムを40minに統一する。(NBAなら48min)
オーバータイムが発生するとポゼッション数の(シーズンで見た時の)誤差が発生します。…