BLOBって何?バスケ用語、エンドセットプレイ

【BLOB/baseline out of bounds】

BLOBとは、エンドライン(ベースライン)のスローインで行われるセットオフェンスのことです。
バスケットボール指導教本では、下巻の第7章のスペシャルシチュエーションで「(エンドorサイド)インバウンズプレイ」という名称で紹介しています。
他にも「エンド(orサイド)セット」という名称が使われることもあります。

【アウトオブバウンズプレイとインバウンズプレイ】

アメリカではアウトオブバウンズプレイと呼ぶことの方が一般的です。
しかし、インバウンズプレイと呼ぶこともあります。
日本では、最近はアウトオブバウンズプレイと表現することの方が増えてきましたが、指導教本がインバウンズプレイと呼んでいるのでなんとも言えない状態です。
オンザコートでは「エンドセット」が一番言いやすくて浸透している気もします。

そもそも、アウト・オブ・バウンズとは、境界(バウンズ)の外側(アウト)という意味となります。
イン・バウンズとは、境界(バウンズ)の内側(イン)という意味となり、二つは対義語として扱われます。
本来、真逆の意味となるのに、同じ意味として使われるのは個人的には違和感を持ちます。
インバウンズプレイだと、全てのプレイがインバウンズとなってしまうので、アウトオブバウンズプレイの方が意味合いとしてはふさわしいと思います。

しかし、日本人の感覚としては、ボールが内側から外側にでることをアウト・オブ・バウンズと表現するので、外側から内側に入ることをイン・バウンズと表現する方がイメージしやすいのかもしれません。
実際、アメリカではどう捉えているのか、詳しい方がいれば教えてください。

【BLOBの代表例ピック・ザ・ピッカー】

もしかしたら世界で一番有名なBLOBです。
アライメント(立ち位置)はボックス型。
ボールサイドのローポスト⑤が②にアップスクリーン。
同時にヘルプサイドのローポスト④が⑤にピック・ザ・ピッカーを仕掛けます。
⑤がダイブしてゴール下を狙います。
④のディフェンスがスイッチして⑤に対応した場合は、④もダイブしてゴール下を狙います。

【BLOB特集】

Youtube(NBA Teams Best Baseline out of Bounds Set)
PDFバージョン(NBA Teams Best Baseline out of Bounds Set)
BLOB21(アトランタ・ホークス)
2カール・オープン(ボストン・セルティックス)