【レイトコール/late call】
レイトコールとは、ファウルが起こってしばらくしてからコールする審判用語です。
【レイトコールが起こる理由】
レイトコールが起こる理由は主に二つです。
理由1、即座に判断ができなかった。
すぐにファウルだと判断できなかったけど、やっぱりファウルだと判断し直して吹いた場合です。
この場合は、会場に大きな違和感が発生します。
それでも、ミスを流してしまうことに比べれば、ナイスリカバリーです。
理由2、アドバンテージを確認した。
ファウル三原則(接触・責任・影響)の影響を見てから吹いた場合です。
ファウルされたとしても、ノーマークのレイアップができるケースもあります。
ファウルを吹くことで、アドバンテージ(有利な状況)がなくなってしまうことを審判は避ける必要があります。
その場合は、一旦、流して、レイアップまで行ければそのまま流します。
やっぱり影響があって、ボールをロストした場合は、レイトコールして、遡ってファウルを取り上げます。
FIBAだと違和感ありませんが、プロの興行だと観客は納得してくれないかもしれません。
レイトコールと言っても、一概に悪い笛という訳ではありません。
むしろ、レイトコールは勇気を持ったナイスリカバリーの笛だと思って、温かい目で見てあげてください。
【ディレイドコール】
ディレイドコール/delayed call(遅延した笛)と表現することもあります。
審判に文句を言う行為はバスケットボールの品格を落とすのでやめましょう。