セットオフェンス(フォーメーション)の覚え方と考え方

新年一発目。
年末年始は忙しい時期が続きますが、頑張って集まっていきましょう。
今回は、BOB(エンドセットオフェンス)である新ライン「T」を開発&練習しました。
詳しくは記載できませんが、豊浦高校のフォーメーションと、JX-ENEOSのフォーメーションの、複合技です。

さて、フォーメーションですが、苦手な人は徹底的に苦手意識を持っていますよね。
それに対して、

頑張って覚えろ

なかなか覚えられない

なんで覚えられない?

覚えられないからやりたくない

と、負のスパイラルが続くことが散見されますが、スキル(フレームワーク)で、解決することができます。


【フォーメーションの覚え方】

1、受け身でなく、主体的に考える。
2、全体を追わず、1人の人間だけ追う。
3、1人の動きを5人全員分確認する。
4、成功するポイントを考える。
5、他の人に教える。
6、反復反復反復!

受け身でなく、主体的に考える

セットオフェンスだけではありませんが、まずは主体的になりましょう。
自分で地図を見て、頭を使ったルートは覚えられるのに、ナビに頼って使ったルートは覚えらません。
セットオフェンスも一緒です、主体的になりましょう。

全体を追わず、1人の人間だけ追う

フォーメーション全体を追っていたら、なかなか理解するのが大変です。
オフェンスディフェンス合わせて、同時に10人の動きを考えなければならなくなります。
必ず、自分をひとつのポジションに置き換えます。
最初から最後まで一貫して、そのプレイヤーの動きだけを追います。

1人の動きを5人全員分確認する

1人の動きを把握したら、5ポジション繰り返すことで、全体の動きを覚えます。
5人繰り返すことで、初めて見えてくることが出てくると思います。

成功するポイントを考える

フォーメーションは「動き」を覚えて終わりではありません。
ポイントがどこにあるのか?
なんでこんな動きをするのか?
成功するポイントを、頭を使って考えます。
「ああ、ここで二回スクリーン行くから、ノーマークになりやすいんだ!」
などのように、大事なポイントはしっかりと抑えましょう。
動きよりもポイントの方が大事です。

他の人に教える

いくらインプットしても、確実なアウトプットができなければ、理解したことになりません。
アウトプットの大事な点は、論理的に伝える努力をすることで、自分の中で体系的に捉えることが出来る点です。
相手に物事を伝えること以上に大事だと考えます。

反復反復反復!

まぁ、あとは反復ですね。
習うより慣れろ。
フォーメーションを覚えたつもりでも、いきなり試合で使うとなった場合、5人全員が足並みをそろえないと行けないので、何度も定期的に反復練習をすることが大事だと思います。


【フォーメーションの考え方】

フォーメーションって、結局うまく行かない。
って、どうしてもなりがちですが、バスケットボールは確率のスポーツだと、しっかりと認識すれば、フォーメーションの大事さを理解できると思います。

まず、エンドを普通に攻めた場合の成功率が50%と仮定します。
次に、フォーメーションを使うことにより、成功率を60%にあげることを目標とします。
ここが大事です。
ちょこっとだけ成功率があがればいい。
そして、フォーメーションの問題点がもう一個あります。
それは、「臨機応変」です。
臨機応変の必要はあるのですが、許容してしまうと、フォーメーション通りの動きがほとんどなくなってしまいます。

よって、成功率が80%以上(ほとんど全て)と判断した時だけ、フォーメーション以外の動きをしてもOK。
逆に言うと、絶対に成功するという自信がない時以外は、駄目でもフォーメーション通りの動きを意識する。
どうせ失敗するなら「フォーメーションで失敗し、フォーメーションの精度をあげていこう!」とした方がいいですね。
まずは、「普通に攻めるよりも、ちょこっと成功率をあげましょう。」ぐらいのハードルで設定してみては、いかがでしょうか?

【参加者】

男9人、女7人


【練習メニュー】

・男女レイアップファンダメンタルズ
・男女別ゲーム(負け20秒ダッシュ)


さぁ、今年も頑張りましょう!
あん・どぅ・とろわ
にゃ~~~~~!!!!!