目次
【2018葛飾区冬季オープントーナメント】
一年の締めくくりとなる葛飾区女子全チームによるオープントーナメント。
去年の同大会である2017年冬季大会は決勝でK’sプランニングに負けて準優勝であった。
また、前回大会にあたる2018年秋季大会ではブラジル38丁目に負けて、こちらも準優勝。
もう一年も優勝から遠ざかっているので、(男子は試合がなくて暇だったし)今回は本気で優勝するつもりで大会に臨んだ。
【初戦 vs K’sプランニング】
初戦はいきなり優勝候補のK’sプランニング。
しかし、葛飾区のローカルルールで初戦負けても反対ブロックにまわるだけなので、失格にさえならなければOK。
個人的には去年の決勝には行けなかったので初めて見る対戦相手。
葛飾選抜にも何人かいるみたいで、相手のエースを要マークして臨んだ。
・・・しかし、伏兵がいた。
ん、相手のGがうまいぞ。めちゃくちゃうまいぞ。。。
うちはいつも通り小さいながらもオフェンスリバウンドをとってシュートミスをカバーしたし、ターンオーバーもそれなりに抑えたが、それでも66-75で敗戦。
負けはしたものの、スカウティングがしやすい相手だったので、いきなり決勝で当たらずに済んだので大きな収穫となった。
対 K’sプランニング 0勝2負
【敗者復活戦 vs AGGRESSION】
敗者復活戦の相手はAGGRESSION。
2018年の新規参入チームで、若くて、能力の高いチーム。
今回が初対戦となる。
AGGRESSIONは予選リーグ二位抜けのチーム。
この試合はうちの強みである3Pが入らず、3P6/33の18%で苦しんだ。
その分、驚異のオフェンスリバウンドでリカバリーし、一進一退を繰り返す好ゲーム。
45-52の7点ビハインドで開始した4Qで戦術を繰り出し、ディフェンスとリバウンドを頑張り、なんと最後の10分間で相手を1ゴールだけに抑えての58-55の大逆転勝利。
もし、葛飾区連敗で終わってたら、雰囲気最悪だったろうな~
よかったよかった。
対 AGGRESSION 1勝0負
【準々決勝 vs ANSWER】
前回、最悪の立ち上がりから逆転し、4Qに3Pを大量にやられての逆転負けを喫しただけに、勝ちたい一戦だった。
しかし、3Pが全く入らずのアテンプト20本に対してメイド1本の5%の成功率。
いかにCOSMOSが3Pに助けてもらっていたかが、めちゃくちゃ身に染みた一戦だった。
しかし、ディフェンスをタイトにあたって、大量16スティールをしてリードを保った。
8点リードで迎えた4Qも、常に逆転されないよう3Pを入念にケアし、11点差で無事に勝利した。
対 ANSWER 2勝1負
【準決勝 vs 米山】
準決勝は米山。
米山はメンバー次第で、雰囲気がガラッと変わるチーム。
今回はクリスマス前の連休ということでエース不在だったようで93-36の快勝!
プレイタイムもシェアして全員得点で、決勝に弾みをつけることができた。
対 米山 4勝2負
【決勝 vs K’sプランニング】
決勝の相手はK’sプランニング。
トーナメント初戦で負けた相手でもあり、去年の決勝で負けた相手でもある。
COSMOSは前回の時よりもメンバーが充実していたが、一生懸命にリバウンドに飛びつかないと絶対に勝てないチャレンジャーの立場であることを確認し臨む。
スタートは、リト、デミ、マイ、ナツカ、ヒカル。
ベンチはサヤ、エリ、チヒロの8人体制。
立ち上がりからイージーバスケットからのシュートを確実に決め、落としてもリバウンドからのセカンドチャンスで得点を取り、10点ほどのリード。
相手は、#4、#7、#9を中心(というかこの三人)で点を取りに来る。
10~20点ほどのリードをキープしつつ、プレイタイムをシェアしながら全員得点。
66-50の16点リードで最終ピリオドに。
4Qになると3Pを3本決められて多少詰められる展開もあったが、ライブターンオーバーだけを気を付けることを確認しリードを保つ。
相手が展開を早めようとプレッシャーをかけてきたので、かわすように展開を遅くしてポゼッション数を減らす。
最後はナツカが連続で得点をして、80-67で初戦のリベンジ達成。
第53回葛飾区バスケットボール選手権大会(2018年冬季トーナメント)チャンピオンで冬を締めくくった。
ナツカのイリーガルスクリーンポーズ
〇スコア
COSMOS♀ vs K’sプランニング
1Q:26-18(26-18)
2Q:47-28(21-10)
3Q:66-50(19-22)
4Q:80-67(14-17)
2018年(14勝8負)
対 K’sプランニング 1勝2負
男子決勝のあとに表彰式があり、MVPにはナツカが選ばれました。
おめでとう!!
【第53回葛飾区バスケットボール選手権大会結果】
男子優勝:ANSWER
男子準優勝:ときわ荘
男子ベスト4:水戸街道、SLANG
女子優勝:COSMOS
女子準優勝:K’sプランニング
女子ベスト4:Ocean’s、米山
【今大会を通じて】
ちょうど去年の葛飾冬季大会では、私が勝ちを意識しすぎて、プレイヤーに負担を強いていた時期ですね。
あの大会から色々と自分を見つめ直し、考えを変え、時間が経つとまた忘れ、忘れないために自分の中でスローガンを決めて等、人間としてものすごく勉強させていただきました。
それから一年かけて、調整を繰り返し、いいメンバーにも恵まれ、運も味方し、優勝することができました。
その中でも、今回の優勝は、チームの雰囲気を重視しました。
というのも、前回大会の決勝で負けてから何人かがバーンアウト状態になっていたからです。
今までは雰囲気という曖昧な言葉への理解が足りず、勝てば改善されるという思い込みがありました。
しかし、勝つだけでは改善されない点もあるようで、下記の3つを意識的に取り組んでみました。
〇練習に来ているメンバーだけで勝ち取る
具体的には、練習に来ているメンバーだけで勝ち取るということがひとつ。
クラブチームは学生と違って年度途中でのリクルーティングが可能となっています。
しかし、安易なリクルーティングは、戦力補強となっても、雰囲気を悪くする要因ともなります。
〇プレイタイムをできる限りシェアする
プレイタイムをできる限りシェアしたことがひとつ。
やっぱりみんな試合に出たいんだよね。
「勝ちたい」けど、勝ちたいよりも「みんなで勝ちたい」ということかな。
個々の得意・不得意を理解し、強みを活かしてあげ、弱みをカバーできる環境を作ると、プレイタイムのシェアはしやすくはなります。
やっぱり1試合のために、半日~一日を犠牲にしてもらうので、最低でも15分は出してあげたいと思います。
〇オフェンスリバウンドでシュートミスをカバーする
プレイにおいては、味方のシュートミスをみんながオフェンスリバウンドでカバーしたことが最後のひとつです。
オフェンスリバウンドはあらゆる問題を解決してくれると信じています。
例えばNBAのテレビゲームをする時、5人が満遍なくシュートをうつよりも、ステフィン・カリーにボールを集めます。
それが最も効率よく点を取れるからです。
本来、ボールが集中すると、フェイスガードをするとか、ダブルチームに行くとか、対応策はあるのですが、テレビゲームや女子区民大会のクラブチームレベルだと、なかなか対応できません。
つまり、得点期待値が高いところで点を取るのが試合で勝つための最善策になると思います。
・・・でも、それってやっぱりつまらないんですよね。
雰囲気重視の女子からすると、やっぱりプレイタイム同様、シュートもうまくシェアしてみんなで点を取って勝ちたいと思う人も多いみたいです。
以上の三点を意識したおかげで、結果的には、大会前に比べてチームとして一体感を持つことができたと思います。
〇フォアザチームに対する男女の違い
そして、今回、個人的に一番強く思った気付きは、「チームに対する男女の違い」です。
男性にとってのフォアザチームは、チームという人格に貢献をすることと捉える。
女性にとってのフォアザチームは、チームのメンバーに貢献することと捉える。
どういうことかって言うと、男性のフォアザチームとは、「チームが勝つ」とか、「チームのためになる」と思えること。
そのためには、チームにとって雰囲気が悪くなることも必要と考えると思います。
女性のフォアザチームとは、「チームメイトが気持ちよくできる」とか、「チームメイトのためになる」と思えること。
それはチームの勝利と同じぐらいに重視していると思います。
性別による差だけでなく、個人による差も大きいと思いますが、この違いを理解できたのは本当に勉強となりました。
【2019年もよろしく】
世界を制した宮田選手に比べれば葛飾区を制したぐらいでは規模が小さいですが、それでも優勝は最高にうれしい!
さぁ、今年は男女ともに勝って終われました!
そして、優勝して終われました!
非常に気持ちの良い一年でした。
2019年は、平成最後の葛飾大会と千代田大会が始まります。
2019年も引き続き、よろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
【体協ニュース№54(平成31年3月15日号)2019/3/15追記】
改めて優勝、MVPおめでとう!