部活指導員検定

部活指導員検定3級を受講し、合格しました。
3級は難易度も低く、ビデオ講義と復習的なテストで合格できます。
クラブチームの指導でも育成という概念はありましたが、より学校教育にリンクした内容となっておりました。
興味のある方は是非ご受講ください。

一般社団法人 日本部活指導研究協会

【部活動指導員検定試験とは】

「安心して任せられる部活動指導者のための検定試験です」
部活動指導者は、学校教育を理解し、安全かつ合理的な方法に基づいた部活動の指導を通じて、あまねく生徒の文化活動、スポーツ活動の充実を図ることが求められる。
本検定試験は、以て学校生活を一層有意義にし、より良い人格の形成と豊かな人間性の育成に取り組む指導者の普及、拡大を目的とする。

【受験資格】

生徒の体力の向上と情操の育成、豊かな人間性や生活の充実のための健全な部活動指導を目指し、現在および将来において部活動指導に携わる意思のある指導者。

【受講による学び】

・部活とは、学校教育の一環であり、生徒の自主的・自発的な参加による。
→学校教育から外して考えではいけないという考えは当たり前のようで、実際はできてなかったりします。
私なんかも部活のために学校に行ってましたが、部活があったから学校を卒業まで継続できたのであれば良いとしても、部活のために授業を疎かにしては本末転倒ということですね。

・生徒にとってのスポーツの意義は人格の形成と豊かな人間性を育むこと。
→「チームを勝たせることができる指導者=名監督」という構図はどうしても生まれてしまいますが、「人格の形成と豊かな人間性を育む」ということにリンクしてなくてはいけません。

・様々な生徒(競技力をより高めたい、自分のペースで楽しくやりたい、多種目に挑戦したい)に対応できるよう理解や工夫が必要となる。
→特に公立学校であれば、スポーツクラブと連携して、まずは楽しく、プレイタイムもシェアし、限られた資源の中で勝利を目指すことになります。
やる気のあるプレイヤーは、地域の指導者やクラブと連携して、才能をつぶすことなく育てるという主旨でしょう。

・顧問の先生に任せきりにしない、外部指導者にも任せきりにしない。
→地域や医療関係者とも連携をとり、みんなで子供たちを育てるイメージですね。

・経験だけに頼らない科学的(または社会的に認知)な指導をする。
→自分の経験則だけの指導もいけませんし、経験のない知識だけで指導をしようとしてもいけません。
自分の経験から学んだ知識は科学的な裏付けをもって有効性を発揮します。

・肯定的な指導と叱る基準
→叱る時は感情に左右されず、明確な基準で叱る。
またポジティブな声掛けは積極的に行う。

・体罰禁止は建前ではなく、絶対に禁止である。
→体罰はもう傷害罪として扱った方がいいですね。
特に強豪校で学生時代に体罰を受けながら指導を受けて、指導者を恨んでない人が、体罰を許容する傾向にあると思います。
体罰とは、暴力は勿論ですが、走らせる、掃除させる、髪を切る、暴言なども含まれます。

・指導者は定期的に研修や講習を受ける
→指導力は才能ではなく知識でも上達します。
また情報も日々アップデートします。
様々な指導者と触れることで、多くの考え方を取り入れることが指導力の向上につながります。