コーチング」カテゴリーアーカイブ

アウトサイドアウトとキックアウト

『ボールマンがすべてではない バスケの複雑な戦術が明らかになる本』によると、3Pはパスがくる向きによってシュート成功率が異なるそうです。

ちなみに私はドライブの時にレイアップまでいけないので、最初からキックアウトしか狙っていません(笑)

【アウトサイドアウト】

アウトサイドアウトとは、外側のプレイヤー同士のパスです。
外同士のパスなので、リングを正面に向いた場合は横からくるパスということになります。
手元に書籍がないので正確な数字は忘れましたが、アウトサイドアウトからの3Pは、20~30%ぐらいと表記してあったよう記憶しています。

【キックアウト】

キックアウトとはドライブ中のプレイヤーがアウトサイドにパスするプレイです。
なのでドライブエントリー(エントリーとはオフェンスのはじめのプレイ)→キックアウト→正面からレシーブ→そのまま向きを変えずに3Pシュートの流れとなります。
こちらも正確な数字は忘れましたが、35~40%程度の表記だったと思います。

【実際やってみた】

ちょっとアップ不足だったのか、3Pが下手なのか、どっちもみんな入ってなかった印象です。
個人的にはキックアウトの方がとても打ちやすかったですが。
キックアウトの方が雑なパスが多かったので、全体的にはどちらとも言えない結果になってしまったかもしれません。…

ウォームアップとクールダウン

寒くなってきましたね。
この時期は怪我には最善の注意を払い、予防を意識してください。
また、年齢が30代を過ぎたあたりから疲労が抜けきらないことが増えてきました。
最近ではウォームアップよりクールダウンの方が大事に感じてくるようになりました。
今回は、ウォーミングアップとクーリングダウンを考察したいと思います。

【個人的な理想的なウォームアップとクールダウン】

〇ウォームアップ

1、動きながらのドリブル練習(手が冷えている時はランニング):筋温を一度あげるのが目的
2、シューティング(ゴール下→ミドル→3Pまで徐々に広げる):シュートタッチの調整
3、張りがある部分だけ、軽め&短めの静的ストレッチ:下半身、特に足首の静的ストレッチはやらない
4、股関節関連の動的ストレッチ:股関節大事なので
5、ランニングシュート(スピードよりもステップ重視)
6、インターバルがある時だけ動的ストレッチメニュー:JBA推奨のメニュー
→ゲーム

〇クールダウン

ゲーム→
2、ランニング(着替える前):乳酸の除去促進
3、入浴(当日夜):お風呂につかるの大事
4、静的ストレッチ(入浴直後):理想は1か所1分で30分ぐらいやりたい
5、マッサージ(翌日):これやらないと疲労が取れない・・・

個人的に社会人の練習時間の兼ね合いから考える理想的なルーティーンです。
練習環境や人によって異なると思いますが、無駄は少ないと思います。
本当はランニング直後に静的ストレッチを入れたいのですが、エンドの時間はぎりぎりまでゲームをやることが多く、終了後は即時退館が原則なので、妥協しています。
マッサージは行ける人が少ないと思いますが、なじみの接骨院を作っておくことをお勧めします。

【ウォーミングアップの目的と効果】

1、怪我の予防
2、パフォーマンスの向上

3、気持ちの切り替え
4、メンバーとのコミュニケーション
5、調子の確認
なんといっても、怪我の予防が大きな目的となります。

【運動前の静的ストレッチについて】

練習前に入念に静的ストレッチをしている人をよく見かけます。
しかし、静的ストレッチをする必要がある人は体の張りを感じる人だけだと思います。(諸説あり)
ほとんどの人は「運動前にストレッチをしないといけない」という思い込みからの習慣だと思います。(もしくは単純に動的ストレッチは疲れるけど、静的ストレッチは気持ちいとか)…

クラブチームの男女の違い(女子クラブチームの男性コーチ向け)

正しい声がけ・伝え方で実力を伸ばす! 女子選手のコーチングメソッド (コツがわかる本!)』を読みました。

クラブチームとミニバス、プロチームとアマチュアチームと同じように、男性チームと女性チームも考え方や運営方法を変えながら接しないといけないと、恥ずかしい話ですが初めて認識しました。
自分の中でもやもやしていた物が解決できるヒントになったと思います。
独自の解釈が多いですが、自分のログとして、当記事に残しておきます。

主な対象は、女子クラブチームを想定しています。
あくまでもステレオタイプな女性の傾向であり、同じ女性でも考え方は様々です。
全く知らないよりは、「こうゆう考えもあるんだな」程度の認識が最適だと思います。

【心と体のバランスが高いパフォーマンスを生む】

女性は男性よりも感情をつかさどる右脳を使うので、感情の振れ幅が大きい。
よって、心のバランスによる影響が、男性よりも大きくなる。
気持ちに対するケアを意識することが、パフォーマンスの向上にも役立つ。

【BADではなくMORE】

男性の場合は、悪い部分は悪いと指摘した方が改善にはげむ傾向にある。
女性の場合は、事実よりも感情的に左右されてしまうことがあるので、しかるのではなく、湧活してあげることを心がける。
×「スクリーンアウトをしていないからリバウンドを取られる」
〇「みんなでスクリーンアウトを頑張ろう!」

【オールアウト(全力を出し切る)】

男性は自力でオールアウトできる。
女性は無意識でブレーキをかけて、余力を残してしまう。
負のイメージを与えないようにオールアウトを経験させることは、レベルアップにつなげられる。
逆に考えると、男性のように無理に追い込ませることは、男性より反発を生む可能性もある。

【体調不良を気遣う】

女性特有の悩みや体調不良には真摯に対応してあげること。
特に月経は大事なホルモンの変化なので尊重し、無理はさせない。
ただし、デリケートな部分なので、管理しようとせず、深入りはしない。

【全員に平等に接する】

女性は組織内での優劣やランク付けを嫌う。
特定のメンバーを褒めたりせずに、チーム全体を褒める。
△「Aさんはディフェンスを頑張ってるね、みんなも頑張ろう」
〇「みんなディフェンスを頑張ってるね、これを強みにもっとみんな頑張ろう」
※個別に褒める場合は、同じプレイをしたらみんな褒めること。

【身体に関する言動には注意する】

性別を感じさせない指導者でいること。

【競技以外の部分を褒める】

ウェアやバッシュなど持ち物の変化をさりげなく褒める。
特に、チームメイトの持ち物を褒めるメンバーは、自分も褒められたいという意識があるかもしれないので、意識的に褒めてあげる。…