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抜かれた方向で異なるヘルプの動き方

【抜かれた方向で異なるヘルプの動き方】

まずチームディフェンスとして、ファンディフェンスかファネルディフェンスを統一すると思います。
当チームではファンディフェンスをベースにしています。
一線が頑張って、オフェンスの抜かせる方向に誘導させるのですが、オフェンスも逆を狙ってくるので、毎回そうはなりません。
ウィークサイド(ライン側)とストロングサイド(ミドル側)で異なるヘルプディフェンスの動きを共有します。
ファンとファネルと少し異なりますが、今回はファンディフェンス時で解説します。

〇ウィークサイドに抜かれたら


ウィークを抜かれた場合、ゴール下にいるヘルプ(ラストマン)が、ペイントエリアの外までヘルプにいきます。(フィル)
そうするとゴール下があくので、三線のFがゴール下までさがります。(シンク)
この動きをフィル&シンクと呼びます。
ボールマンについていたディフェンスは状況に応じてダブルチームにいってボールを奪うか、フリーのオフェンスにつきます。
一連のローテーションでノーマークを作り出さないようにします

〇ストロングサイドに抜かれたら


ストロングサイドに抜かれた場合の説明をします。
ファネルディフェンスの場合は、全体が寄るので、ストロング側に抜かれても対応可能です。
しかし、ファンディフェンスの場合は、ストロング側に抜かれると後手にまわってしまいます。
ストロング側は、ボールマンがそのまま得点を狙えるし、逆サイドにも元のサイドにもボールを展開することができ、厄介です。
それでも、止めるのであれば、三線だったFが二線になるので早めのチェックバック(ヘルプ&リカバリー)で、ハイポあたりをケアします。
この時は、ボールマンよりも、自分のマークマンへの意識を優先します。
そのままレイアップを狙った場合は、Cが対応します。
この時、うかつに出過ぎると、合わせのダイブパスをされたり、ファウルを誘発されたりするので、注意してください。
ボールマンについていたGは、臨機応変に併走するか、Cとマークマンをエクスチェンジ(交換)します。

〇結論

ファンディフェンスの場合は、なるべくストロングに抜かせないようにしましょう!
ってことに、なっちゃいますね。…

ゼロステップ(動きながらの1歩目は0歩目とする)

JBA プレーコーリング・ガイドライン(20180201 修正)
国内適用は2018 年4 月1 日

8 .トラベリング
(2)動きながら、足がフロアについた状態で、ボールをコントロールした場合
④動きながら、足がフロアについた状態でボールをコントロールした場合、フロアについている足は0 歩目とし、その後2 歩までステップを踏むことができる。その場合、1 歩目がピボットフットとなる。

上記の通り、2018/4/1からいわゆるゼロステップが正式に解禁(Bリーグは適用済み)となります。
今までもトラベリング吹かれたり、流されたりと曖昧で面倒でした。
これを機に、リーガルに統一されたので、皆さん、気を付けてください。
ちなみに、私の場合はドリブル終わりのゼロステップは流していましたが、パスキャッチの時のゼロステップは吹いていました。

最後はダンクで決めるのがゼロステップのコツですね。…

リップ・スル-/rip through

【リップ・スル-/rip through】

リップスルーとは、ボールを保持している時に、振り回し、体の反対側にボールを移動させることです。
リップ・スル-(rip through)を直訳すると、『引き裂き通過する』という意味です。

【リップ・スル-の利点】

リップスルーは、プレッシャーリリース(相手のプレッシャーから開放される技術)となります。
マークマンのプレッシャーがきつくディフェンダーが触れそうな状態(触れている状態)の時に使います。
また、リップ・スルーのまま強引にシュートまで持ち込めば、シュートファウルともなりえます。
参照:DVD恩塚亨 プレッシャーリリースドリル ~苦しい状況を打開する力が、積極的なプレーを引き出す~

【スイング/swing】

スウィング、スイング (swing) とは、英語で「揺らす」「振る」の意味です。
リップスルーのことをスイングと表現することもあります。