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ボースハンドシュート

2016/8/10練習記
あたり前のことですが、「シュート試投数」・「シュート成功率」・「リバウンド数」・「ターンオーバーの少なさ」の全てを相手チームに上回れば、まず負けることはありません。
勝敗への影響力が大きい右記の3つの中では、「シュート精度 > リバウンド > ターンオーバー」の順で大事だと思います。
今回はチームとしても掲げているシュートにフォーカスしました。

参照ページ:バスケットボールの技術を学ぼう「シュートをまっすぐ打つ(ボースハンドシュート)」


【ノーマークでシュートを決める】

シュートは、左右・前後・高低が一致して、はじめて成功します。
角度が2度ずれると、10cmずれると言われています。
バスケットボールが約25cm、リングが45cmなので、ど真ん中から10cmずれるとリングにぶつかります。
数字的にみると2度のずれも許さないなんて、神業ですよね。

〇左右のずれ

フォームで左右のブレをなくす。
→左右のブレが多いならフォームから見直しする。

〇前後のずれ

スキーマ(深視力などの感覚)で前後のブレをなくす。
→前後のブレはシューティングで調整する。

〇高低のずれ

アーチで高さの質を保つ。
→アーチは体格や筋力との兼ね合いもあるが、高い方が好ましい。45度~50度が理想的であるが、もっと高いアーチのシューターもいれば、ローアーチでも安定して決めれるシューターは存在する。

〇バックスピンで補完

バックスピンはブレを減らし、飛距離が伸びるので推奨。
さらにリングにぶつかった時にバックスピンがかかっていると慣性の法則でボールが上に跳ねやすくなるので、ラッキーシュートが増える。


【実戦でシュートを決める】

どんなにフリーのシュートが入ったとしても、試合で入らなければ意味がありません。
シューティングでしっかりとフォームと感覚を確認し、対人練習で試合におけるシュート成功率を高めてください。
一人で黙々とやるシューティングよりも、ペアでシューティングをしたり、ディフェンス役の壁を作ってグループでやるのも良いでしょう。

〇ディフェンスがいても打てる

ミートやスクリーンを習慣化する。

〇どの場所からでも打てる

→A色々な場所で打つ。
→Bある場所で絶対的な自信をつける。
当然、どの場所からでも打てるプレイヤーの方がいいのですが、このポジションは絶対的に自信をつけるのもお勧めします。
私の場合はトップの3Pですが、45度のミドルはシュートチャンスも多いので、是非ともマスターして欲しい位置です。

〇筋力や体力の変化があっても打てる

ターンオーバー考察

ターンオーバー考察(2022.05.28)の記事はこちら

バスケットボールのチームでは、EFFで貢献できるエースプレイヤーと、エースプレイヤーに合わせるロールプレイヤーが存在すると思います。
ボールを保持したがるエースプレイヤーばかり集めても、お互いのフラストレーションが溜まるだけでうまくいかないし。
ロールプレイヤーばかりだとシュートをうつプレイヤーがいなくなるので攻め手に欠きます。
試合には率先してエースプレイヤーを支えるロールプレイヤーが必要です。
エースプレイヤーは思い切ったプレイをして欲しいので、ある程度のミスは許されますが、ロールプレイヤーは期待値が少ない分、ミスも少ない必要があります。
今回は、特にロールプレイヤーに対して求める「ターンオーバーの少なさ」をテーマにあげました。


【ターンオーバー考察による結論】

・ターンオーバーは25分出場で一人最大2個まで。
・ボールシェア率が高いプレイヤーやPGは最大3個まで。
・チームで最大17個までとする。

〇ターンオーバーの数値目標の根拠

・ターンオーバーが相手より少ない時の勝率は70%程度。
・NBAは48分でチーム平均12~17個。

〇ターンオーバーについて

ターンオーバーは「視野×経験×集中力」です。
練習の積み重ねとターンオーバーに対する意識で削減することが可能です。


【ターンオーバーの種類】

ターンオーバーの定義はシュート以外の方法でボール占有権を失うことです。
ターンオーバーの種類をもう一度確認したいと思います。

〇ライブターンオーバー

ターンオーバーしてもプレイが継続されるライブターンオーバーは、逆速攻の失点につながるので注意してください。
・パスミス
・ドリブルミス
・キープミス
・キャッチミス

〇デッドターンオーバー

・各種オーバータイム
・オフェンスファウル(テクニカルF含む)
・イリーガルドリブル
・トラベリング
トラベリングに関しては技術不足ですので、吹かれる傾向の人は、各自で直してください。
ターンオーバー


【スタッツ優先度】

1、EFF(総合評価)※目安プレイタイム×60%程度で貢献度大
2、得点&シュート成功率
3、リバウンド数
4、TO数

〇ロールプレイヤーへの要望

EFFでプレイタイム×60%を望めないプレイヤーは、プレイタイムを勝ち取る為に、差別化を図ってください。…

バスケットボールのラインとエリアなどの名前を覚える

2016/7/26練習記

広尾人戦で、相手のゾーンに自滅してしまった(自滅というか、相手の戦術にうまくはめられた)ので、今回からしばらく2ゲームはゾーンも織り交ぜます。
ただゾーンをやるだけでなく、インターバルの時間に話し合って、改善していきましょう。
目指すべき目標は、相手がゾーンで来た時に苦手意識を持たない状態まで持っていきます。


【バスケットボールのラインとエリアなどの名前を覚える】

前回は一名を対象にバスケIQアップの課題を出しましたが、今回から女子全体にも同じ課題を出すことにしました。
男子にも共有まではしておきます。
さて、二回目のテーマは、ライン・エリアにおける用語の習得です。

〇言葉の力

そもそも何故、こんなことをやるかというと、言葉の力は絶大だからです。
例えば日本では「蝶(チョウ)」は、ひらひらと舞うイメージで、人気の虫です。
それに対して「蛾(ガ)」は、蝶に比べると嫌われています。
しかし、フランスでは両方を合わせて「パピヨン」と呼びます。
蝶を見ても「パピヨン」と呼び追っかけ、蛾を見ても「パピヨン」と呼び追っかけます。
日本人も「蛾」と言う言葉がなければ、言葉の力によって「蛾」に悪いイメージを持たなかった可能性もあります。
※本からの受け売りなので、事実と違ったらすみません。
本来、言葉とは物を表す記号でしたが、実際は、言葉が物をイメージさせてしまう力を持っています。

〇言葉を統一する

現在、私の指導のポリシーとして、言葉のレベルを落とさないことを意識しています。
「相手が分かるようにかみ砕いて伝えてあげることが大事」と言われることがありますが、私は顧客を対象にしている訳でもなく、ミニバスを対象にしている訳ではありません。
分からないことは分からないままにしない、自分で調べる、自分で聞くことができる社会人向けのクラブチームです。
よって、バスケの言葉は必ず高いレベルを維持します。
そして、全員が同じ現象を、同じ意味で、同じ言葉で使えることを目指します。
結果的には、相互理解が深まり、意思疎通が容易になり、方向性とフェアウェイが一致していきます。

私たちのチームでは、「スリーポイントラインの45度」ではなく「ウィング」。
「外側に抜かせる」ではなく「ウィークサイドに抜かせる」
「体をぶつける」ではなく「バンプする」で統一していきます。

繰り返しますが、理解できる言葉で話すのではなく、言葉を覚えてください。

〇バスケットボールのラインやエリア名称一覧

前置きが長くなってしまいましたが、下記の34個を問題に出しました。
是非、力試しでやってみてください。
回答は当記事の一番下に記載しておきました。

バスケットボールのラインやエリア名称一覧


【参加者】

・男10人
・女8人
・コーチ1人…