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シュートチャート分析

女子社会人クラブチームGOEMONでシュートチャートから分析してみました。

【スタッツ】

FG:713/1985(35.9%)
2P:560/1328(42.2%)
3P:153/657(23.3%)
eFG:39.8%
PPS:0.80

【14分割FG%】


同じペイントでもローペイントとハイペイントでは全然違いますね。
ローペイント:348/677(51.4%)
ハイペイント:72/191(37.7%)

【3分割FG%】


ペイント:420/868(48.4%)動画
ペリメーター:140/460(30.4%)動画
3P:153/657(23.3%)動画

【14分割PPS】


GOEMONの1試合平均FGAは約80本なので、PPSに80本をかけて、予想得点を併記してみます。
そしてGOEMONの1試合FG平均ポイント(フリースローを引いた得点)63.6点となります。
想定得点63.6以上を黄色背景で強調してみます。

ローペイント左:PPS1.12→想定得点89.6
ローペイント右:PPS0.94→想定得点75.2
ハイペイント左:PPS0.77→想定得点61.6
ハイペイント右:PPS0.74→想定得点59.2
ペリメーターコーナー左:PPS0.55→想定得点44.0
ペリメーターコーナー右:PPS0.67→想定得点53.6
ペリメーターウイング左:PPS0.49→想定得点39.2
ペリメーターウイング右:PPS0.59→想定得点47.2
ペリメータートップ:PPS0.75→想定得点60.0
3Pコーナー左:PPS0.54→想定得点43.2
3Pコーナー右:PPS0.66→想定得点52.8
3Pウイング左:PPS0.77→想定得点61.6
3Pウイング右:PPS0.70→想定得点56.0
3Pトップ:PPS0.69→想定得点55.2

なんとローペイントだけですね。
これは面白いデータです。
対戦相手全員に通じるわけではありませんが、ピンチポストを強化します。

【3分割PPS】

アドバンスドスタッツをつけてみた

ボックススコアとベーシックスタッツ
アドバンスドスタッツ
アドバンスドスタッツをつけてみた
スタッツのケーススタディー


B3のシーズンオフでアドバンススタッツの勉強中です。
GOEMONの実際の試合を基に、自力で作成できるスタッツを全部つけました。

メタ(需要を超越した=需要のない)・スタッツと名付けました。
とりあえず、PDF版を貼り付けます。
説明文も記載しますが、長くなるので計算式は記載しません。
メタ・スタッツ-2022.05.15
条件付き書式のカラースケールを使って、下記の法則で背景色をつけました。
【ポジティブ】←濃いブルー(緑)>薄いブルー>ホワイト>薄いレッド>濃いレッド→【ネガティブ】
2チーム間比較は濃いブルー(緑)が勝っているチーム、ホワイトが負けているチームです。
「advanced shoot stats」の「PTR」と「FREQ」だけは、他者との比較ではないので、割合が高い方を黄色背景としています。(ポジティブ&ネガティブとは別の概念)

【basic stats】

基本スタッツ

GP:ゲーム・プレイ。ゲーム出場。
GS:ゲーム・スタート。先発出場。
PTS:ポイント。得点関連。
PF:ポイント・フォー、得点。ここではパーソナル・ファウルではありません。
PA:ポイント・アゲインスト、失点。
PD:ポイント・ディフェレンス、得失点差。
FT:フリースロー、自由投。
M:メイド、成功。
A:アテンプト、試投。…

EFFとaEFF

個人の総合的な評価を算出するオールインワン指標にEFFがあります。
計算式が単純なので、使い勝手がとても良く、個人的には重宝しております。
EFFの上級版のPERを算出しようとしたときに、EFFと酷似した計算式を発見しました。
EFFではすべてのスタッツを1で計算しております。
対してPERでは、スタッツを重要度に応じて調整しております。
では、この調整した数字で単純計算したらどうなるのかを調査したいと思います。

EFFを調整した数値をaEFF( adjusted EFF)と呼ぶことにします。

【EFF計算方法】

EFF = PTS + 3PM – 3PA + 2PM – 2PA + FTM – FTA + OREB + DREB + AST + STL + BLK – TOV

ポジティブスタッツからネガティブスタッツを引いた合計値となります。
全てのスタッツの価値を1として計算しております。
ファウルはEFFの対象外となります。…