バスケ用語」カテゴリーアーカイブ

シュート・アラウンド/shoot aroundって何?バスケ・NBA用語

【シュートアラウンド/shootaround】

シュートアラウンドとは、非公式練習、または試合前にコートで行われるウォームアップ(シューティング、ランニング、緩めの1on1、ウォークスルーなど)のことです。
試合前にプレイヤーが様々な位置からシュートをうつことから、シュートアラウンドと呼ばれるようになりました。

【モーニング・シュートアラウンド】

NBAではモーニング・シュートアラウンドという習慣があり、試合日の午前にシュートアラウンドをします。
ボストン・セルティックスの1950年代後半の黄金期を支えた選手の一人であるビル・シャーマンがモーニングシュートアラウンドを始めて、広めたと言われています。

BLOBって何?バスケ用語、エンドセットプレイ

【BLOB/baseline out of bounds】

BLOBとは、エンドライン(ベースライン)のスローインで行われるセットオフェンスのことです。
バスケットボール指導教本では、下巻の第7章のスペシャルシチュエーションで「(エンドorサイド)インバウンズプレイ」という名称で紹介しています。
他にも「エンド(orサイド)セット」という名称が使われることもあります。

【アウトオブバウンズプレイとインバウンズプレイ】

アメリカではアウトオブバウンズプレイと呼ぶことの方が一般的です。
しかし、インバウンズプレイと呼ぶこともあります。
日本では、最近はアウトオブバウンズプレイと表現することの方が増えてきましたが、指導教本がインバウンズプレイと呼んでいるのでなんとも言えない状態です。
オンザコートでは「エンドセット」が一番言いやすくて浸透している気もします。

そもそも、アウト・オブ・バウンズとは、境界(バウンズ)の外側(アウト)という意味となります。
イン・バウンズとは、境界(バウンズ)の内側(イン)という意味となり、二つは対義語として扱われます。
本来、真逆の意味となるのに、同じ意味として使われるのは個人的には違和感を持ちます。
インバウンズプレイだと、全てのプレイがインバウンズとなってしまうので、アウトオブバウンズプレイの方が意味合いとしてはふさわしいと思います。

しかし、日本人の感覚としては、ボールが内側から外側にでることをアウト・オブ・バウンズと表現するので、外側から内側に入ることをイン・バウンズと表現する方がイメージしやすいのかもしれません。
実際、アメリカではどう捉えているのか、詳しい方がいれば教えてください。

【BLOBの代表例ピック・ザ・ピッカー】

もしかしたら世界で一番有名なBLOBです。
アライメント(立ち位置)はボックス型。
ボールサイドのローポスト⑤が②にアップスクリーン。
同時にヘルプサイドのローポスト④が⑤にピック・ザ・ピッカーを仕掛けます。
⑤がダイブしてゴール下を狙います。
④のディフェンスがスイッチして⑤に対応した場合は、④もダイブしてゴール下を狙います。

【BLOB特集】

Youtube(NBA Teams Best Baseline out of Bounds Set)
PDFバージョン(NBA Teams Best Baseline out of

シュート・コンテスト/shoot contestsって何?バスケ用語

【シュート・コンテスト/shoot contests】

シュート・コンテストとは、ワンアーム以内の距離(NBAだと5フィート、150cm)でシュートチェックをすることです。
シュートを叩きにいくことをブロックシュート、ブロックではなくプレッシャーをかけて成功率をさげる動きをシュートコンテストと呼び分けます。
チェックされたシュートをコンテステッド・シュート(Contested Shoot)と呼び、直訳すると「争われたシュート」という意味になります。
シュートコンテストの有無で10%程度確率が変わるとされています。

【NBAのスタッツ計測】

CFG%:ディフェンス時にタフなシュートを打たせた際の相手のシュート成功率
CFGA:ディフェンス時に相手にタフなシュートを打たせた本数
CFGM:ディフェンス時に相手にタフなシュートを決められた本数

NBAにはコンテスト数や成功率のスタッツも存在し、通常のFGと比較することで、シュート・コンテストの有用性がわかります。

シュートコンテストについてもっと詳しく