クローズアウトでシュートを封じる

【クローズアウト三行まとめ】
☑クローズアウトはダッシュ&ハーキー。
☑両手を高くあげ、相手の鼻めがけて突き出す。
☑シュートを諦めさせて、ドリブルさせたら成功。
スクリメージ(チーム内紅白戦)で、レギュラーメンバー中心のチームがゲストの混ざったチームに一方的に3Pシュートを決められ続けました。
今回は女子だけの練習だったので、インターバルが少なく、疲れがあったのが主原因です。
ですが、シュートチェックが弱く、そのあとのスクリーンアウトもしないので、セカンドチャンスからの失点もありました。
なので、今回は「クローズアウト」を言語化し、練習に落とし込みます。

【クローズアウト】

「クローズアウト」とはディフェンスの技術で、「3線(ヘルプ)ポジションから1線(ボール)ポジションに切り替わる際、一気に間合いを詰める」ことです。

上図だと、オフェンス1がボールを持っているので、ディフェンス1はボールマンにワンアームでプレッシャーをかけています。
オフェンス2はヘルプサイド(逆サイド)にいるので、マークマンのディフェンス2は、3線ポジションでピストル(マークマンとボールマンを指さす)をしています。

1(左ウイング)から2(右ウイン)にスキップパスされた場合、緩いパスであればディフェンス2がインターセプト(パスカット)を狙いますが、強いパスの場合は、クローズアウトで一気に詰めます。

クローズアウトの足の動きは下記となります。
・マークマンからスリーアーム程度の距離まではダッシュします。
・残りの距離からワンアームの距離はハーキー(スタッターステップ)で小刻みに足をバタバタさせて詰めます。

相手がシュートをせずにドライブした場合は、すっこ抜きされないよう気を付けてください。

【シュートチェック】

クローズアウトの一番の目的は相手にシュートを撃たせないことです。
なので、シュートチェックし、ドリブルを突かせたら成功となります。
一番やってはいけないことはクローズアウトからブロックシュートにジャンプすることです。
折角頑張って詰めたのに、飛んでしまうと、苦労が水の泡です。
なので、シュートチェックに留めます。
具体的に言うと、クローズアウトの時、ハーキーに切り替わるタイミングで「ボール!」と、ボールボイスを出しながら、両手を挙げて、相手の鼻をめがけて手を振り、心理的プレッシャーをかけます。
それでも相手がシュートを撃ってきた場合は、両手を相手の鼻をめがけて突き出し(目に向けて突き出すとフェイスチェックなのでテクニカルファウルの対象)、大きな声で「チェック!」と声をあげ、シュートに影響を与えます。
このシュートチェックの手があるかないかでシュート成功率は10~20%下がると言われています。

【スクリーンアウト】

相手がシュートを撃った時、振り向いてシュートの軌道を追うディフェンスがいますが、ボールウォッチャーだと、オフェンスリバウンドに入られてしまいます。
なので、必ず自分のマークマンをオフェンスリバウンドに参加させないようにスクリーンアウトします。
これはシューターのディフェンスに関わらず、アウトサイドのディフェンス全員に共通します。
シュートをうってから、リングにボールが当たるまでの時間は約1秒です。
この1秒だけを抑えれば、アウトサイドのマークマンにオフェンスリバウンドを取られることはありません。
シュートチェック直後にスクリーンアウトをすると、相手が接触の衝撃でわざと倒れてフリースロー(本当はフロッピングだけど)になる可能性があります。
なので、シュートチェックの後は、相手の目を見て、飛び込んでくるならばバンプして、そのままスクリーンアウトします。
飛び込んでこないのであれば、シュートの動作が終わった後に角度を90度反転し、側面でスクリーンアウトします。
もし、自分とマークマンの距離が遠いようであれば、無理にスクリーンアウトはせず、1秒間、相手が飛び込んでこないよう、目線を外さずに見張ります。

【ディフェンスリバウンド】

スクリーンアウトをして終わりではなく、そのあとのディフェンスリバウンドに積極的に参加することで、位置的優位・数的優位を作って確実にディフェンスリバウンドを取ります。
マークマンのオフェンスリバウンド意欲が強い場合は、スクリーンアウトに専念しても構いません。
いずれにせよアウトサイドの場合は、背面よりも側面の方が、スクリーンアウトはしやすいです。

〇シュートの落ちる傾向

リバウンドに行く際の参考として、シュートがどこに落ちる傾向にあるのかを是非、把握してください。

また、距離が遠い(3P)ほど遠くに落ちます。
アーチが低いほど遠く、アーチが高いほど近くに落ちます。

【バスケットボール指導教本での記載】

【クローズアウトのまとめ】

普通、クローズアウトの特集は、クローズアウトからドライブの対応が多いです。
今回は、クローズアウト→シュートチェック→スクリーンアウト→ディフェンスリバウンドを一連の動きを開設しました。
クローズアウトの技術は三線から一線への移動に関わらず、ローテーションや、スクリーンなどで発生したギャップなど色々な場面で使える技術です。
クローズアウトの強いチームになれるよう頑張りましょう!

【クローズアウト関連動画】







動画を見ると、色々なバリエーションがありますね~