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プット・バック(put back)って何?バスケ用語。もはやNBA用語

【プット・バック】

プット・バックとは、シュートが外れた時に、一度のジャンプでオフェンスリバウンドからダンクシュートまで決めることです。
プットバックダンクなどと呼んだりもします。
put backとは、「元へ返す」という意味となり、バスケットから外れたボールをバスケットに返すという意味合いとなります。

【ティップ・イン】

プットバックと似たシチュエーションでティップインというシュートがあります。
ティップインとは、プットバック同様外れたシュートに対してオフェンスリバウンドからティップ(弾いて)してシュートを決めることです。

キャッチしてダンクしたら、プットバック。
指先で弾いてシュートしたら、ティップイン。
キャッチしてシュートしたら、タップシュート。
上記の違いとなります。

【プット・バック動画集】



マイケル・ジョーダンのフリースローからのプットバックです。
FIBAルールだとリングに当たるまで3Pラインの中に入れないので、真似しないようにしてください。

トランジション・スリー(transition three)って何?バスケ用語

【トランジション・スリー/transition three】

トランジション・スリーとは、速攻の場面で3Pシュートをうつことです。

トランジションとは「移行」という意味で、攻守の切り替えを指します。
近年のNBAでは、トランジションスリーが一般的になりました。
もし33%以上入るのならば、期待値1.0点となり、有効なオフェンスとなります。
トランジションスリーが「有り」か「無し」かの判断は、チーム方針によると思います。

【トランジションスリーが「有り」か「無し」か?】

トランジションスリーを打った中学生についてのコーチの考え方をTwitterで拝見したので、シェアさせて頂きます。

トランジションスリー打っちゃった中学生の話
Basketball Coach (Ryota)@bba11coach
2018年9月9日

「速攻でいきなりスリーとかありえないっしょ…。」 果たして本当にそうなのか??というコーチ向けの話。
「決まりそうにないトランジションスリーを打った中学生、コーチとしてどう対処すべきか?」という話が面白かった。
自分的意見としては「コーチとしては事前に判断基準を提示していることが大前提。提示していなければ選手を叱るのはNG。」
「目の前が空いてたので打ちました」と答えたらしい。

これは考え方によって正解かどうか変わる。
ウォリアーズなら多分◎だし、シュート下手なら✖︎になるかも。
いろんな価値観がある中で1つの「判断基準」を提示するのがコーチの役割だと思う。

・あらかじめ提示しておいた判断基準と違うプレー選択だったらそれを指摘
・無判断でなんとなく打ったはNG
・判断基準を提示していない場面だったら「次からはこうしよう」と提示

が自分のスタイル。

練習してない状況で正しい判断ができないのは選手のせいではない。
コーチは何が正義かを決められる立場なので「今のはこうだろ、考えろよ」って言えてしまう。
コーチに従う立場の選手からしたら「いや、そんなん知らんし、遭遇したことない場面で必死に判断した結果じゃん仕方ないよ」ということになる。
こういう場面で判断基準を示していないのに選手をバッシングすることは、コーチへの不信感に繋がるし。
特に中高生年代ではコーチに意見するのも難しい雰囲気もあると思うので、「理不尽をしないこと」には特に気をつけて行きたいと思います。
以上です。


引用元:トランジションスリー打っちゃった中学生の話 – Twitter…

NBAで1試合100点とった男【ウィルト・チェンバレン】

1962/3/2にNBAで1試合100点とった男がいます。
100点とれるようディフェンスも間接的に協力していたのかと思っていたのですが、むしろディフェンスは100点を阻止するために荒っぽいことをしていたそうです。
それでも、本人の奇跡的なシュート力とチームメイトの協力で100点の偉業を達成しました。
映像としての記録は残っていないそうですが、新聞の記録が残っているそうで、アーカイブを共有します。

【100点とった試合のレポート】

チェンバレンは1961-62シーズンの平均得点は50.4点という破天荒な数字だった。
また当時の76ersフランク・マグガイアHCは、チームプレーやディフェンスをさほど重視せず、とにかくチェンバレンに「勝ちたければ、とにかく自分の判断だけでどんどんシュートしてよい」と指示していた。
※当時は高度なディフェンス技術がなく、インサイドが有利なルールであった。

この試合、第2Qが終了した時点でチェンバレンは41点をあげていた。
普段なら試合終了時点でチームが勝っていれば60点+α が相場になる。
しかしこの日のチェンバレンはよほど調子がよかったのか、第3Qになってもまったくペースを緩めずこのQだけで28点。
小計で69点となった。

相手チームのニックスはチェンバレンがあきらかに100点以上を取りにいっていることに気が付いていた。
会場の客も騒ぎはじめた。
第4Qになるとニックスはチェンバレンをわざとこづいたり、手を叩くなど、なりふりかまわぬファール戦術に出た。
理由は チェンバレンはシュート技術は超一流だったが、フリースロー成功率は50%をかろうじて超える程度のスキルしかなかったからである。

さらに4Qの中盤になると、ニックスの選手は 76ersの他の4人のコート上の選手にまで手当たり次第にぶつかり、チェンバレンにパスを出すことさえ阻止しようとした。
これに対し、チェンバレン以外の76ersの選手も負けじとニックス選手がボールを持つと同時に体当たりに行くというダーティーな行為でファウルをとられることでお返しし、試合時間をなるべく伸ばす対抗策を続けた。

そして第4Qの残り0分46秒、自チームの選手からパスを受けたチェンバレンはシュートを放ち、これが見事リングを通過。
歴史に残る100得点目が記録された。

試合終了を告げる最後のブザーが鳴った時、結局チェンバレンは63本のフィールド・ゴールを投げ、うち36本を決めた。
これで72点。

また苦手なフリースローはどういうわけかこの試合に関しては問題なく、32本中28本を成功させた。
これで28点。
78+28=100点となった。

引用元:NBAの最多得点はチェンバレンの100点だけどさ、ほんとにとったのかな? – Yahoo!知恵袋

【受賞歴・スタッツリーダー】

・シーズンMVP 4回 (1960年、1966年~1968年)
・新人王 1960年
・All-NBA First Team …