トピックス」カテゴリーアーカイブ

ロード・マネジメント/load managementって何?バスケ・NBA用語

【ロード・マネジメント/load management】

ロード・マネジメント/load managementとは、シーズンを戦い抜くための負荷管理のことです。
NBAでは10月から4月までの6か月で、82試合(約2日に1試合)を全米移動しながら戦い抜く過密なスケジュールとなっています。
特にバック・トゥ・バックと呼ばれる二日連続の試合は負荷が大きく、故障につながります。
そこでプレイタイムを抑えたり、休養欠場することで、シーズンを通して怪我無く過ごせるように管理します。

【クリッパーズの罰金騒動】
以下、ロード・マネジメントを巡るNBAの罰金騒動です。

ケガではなくただの休養、5万ドルの罰金
NBAがカワイ・レナードの起用に関してクリッパーズに5万ドル(約550万円)の罰金を科した。

事の発端は現地6日のバックス戦をレナードが欠場したこと。クリッパーズは左膝のケガを理由とし、リーグに診断書も提出していた。ところが、ヘッドコーチのドック・リバースは正直すぎた。ケガの具合を質問するメディアに対して、レナードはケガではなく休養だと明言してしまったのだ。

バックスとクリッパーズの対戦は、レギュラーシーズンMVPのヤニス・アデトクンボとファイナルMVPのレナードという、昨シーズンの2人のMVPによる直接対決として大きな注目を集めていた。その期待は肩透かしを喰らった形となり、リーグの価値を維持するためにNBAはすぐに罰金処分を決めたのだろう。

ちなみに今シーズンのレナードが欠場したのはジャズ戦とバックス戦の2試合。いずれも2日連続で試合が続く『バック・トゥ・バック』の1試合だった。だが、レナードにとって連戦のどちらかを欠場するのは以前からのルーティーンとも呼ぶべきものである。

スパーズ時代、2016-17シーズンのプレーオフで左足首を痛めたレナードは、そこからケガが続いてほとんどプレーできず。回復状況を巡ってスパーズとの関係にヒビが入ったことが退団を招いたと言われている。ラプターズに移籍した昨シーズンは完全復活のパフォーマンスでチームを優勝に導いた。特にプレーオフでは混戦に決着をつけるスーパープレーを何度も見せて、ファイナルMVPにも輝いている。

もっとも、ラプターズでも連戦となれば休養することが多く、レギュラーシーズンでは82試合のうち60試合にしか出場していない。こうして長いシーズンを通してコンディションを調整した結果、レナードはケガの不安なく全力のプレーができ、チームも優勝できたとも言える。

古傷を抱えるレナードに限らず、どの選手もキャリアを棒に振りかねない大ケガのリスクは避けたいもの。特に近年は、NBAのトップスター選手の半数近くが入れ替わり立ち替わりで長期欠場している状況だ。選手からすれば「シーズン82試合は多すぎる」という不安はあるに違いない。

そんな状況に対してリーグが高圧的にクラブに罰金を科し、選手をコートに立たせることは反発を招きかねない。単なる欠場と罰金では済まない、NBAが抱える根の深い問題である。

クロージング・ラインナップ/closing lineupて何?スタメンより大事なバスケ用語

【クロージング・ラインナップ/closing lineup】

クロージング・ラインナップ/closing lineupとは、試合終了の時にコートにいる5人のことです。

コーチは相性や好みなどの組み合わせによりスターティングラインナップの5人を決めますが、必ずしもベストの5人とは限りません。
接戦(目安としては10点差以下、クラッチタイムの定義は残り5分以下5点差以内)で残り5分に達すると、ほとんどのコーチは、コートにベストな5人を出場させます。
スターティングラインナップよりも、クロージングラインナップの5人の方が信用の置くプレイヤーを出場させていると言われています。

確かに、私がコーチをする時は先発のうち1名は、経験させるためにも色々と変えています。
しかし、接戦の終盤はその日の調子で多少変化することもありますが、基本は信頼度ベースで固定されています。

【スターティング・ラインナップ】

⇔スターティング・ラインナップ/starting lineup
先発出場する5人のプレイヤーことです。

【ロサンゼルス・レイカーズ2019-20シーズンの場合】

〇スターティングラインナップ
G エイブリー・ブラッドリー
G ダニー・グリーン
F レブロン・ジェームス
F カイル・クーズマ
F アンソニー・デイビス

〇クロージングラインナップ
G レイジョン・ロンド
G ダニー・グリーン
F レブロン・ジェームス
F カイル・クーズマ
F アンソニー・デイビス

参照:Ranking every NBA team’s …

スイートスポット/sweet spotて何?バスケ用語

【スイートスポット/sweet spot】

スイートスポット/sweet spotとは、①プレイヤーにとってシュート確率が高い得意な位置(ホットゾーン)、②すぐにシュートがうてる胸元(最小限のディップで済む)のキャッチポイントのことです。

スイートスポットへのパスをグッドパス、大きくそれたパスをバッドパスなどと表現します。
sweet spotを直訳すると、(シューターにとって)甘い地点となります。

【スイートスポットはバスケ以外でもよく使われる】

スポーツ業界で使われるスイートスポットは、様々な要因の組み合わせにより、一定の労力に対して最大の効果が得られる場所を指します。
スイートスポットは専門用語ではなく、一般的に使われる言葉(ビジネス等でも使われる)なので、バスケットボールでも色々なシチュエーションで使われます。

【カイリ・トンプソンでスイートスポットを見つける】

「カイリ・トンプソンでスイートスポットを見つける」というタイトルのyoutubeです。
大した意味はありません。