当チームは男女ともに2018年は好成績を収めることができました。
しかし、2019年は強豪と対戦することがより増えると思います。
特に女子は、ターンオーバー比率が20%(5ポゼッションに1回)と多めなので、16%(6ポゼッションに1回)に減らしたいと考えています。
あわよくば得失点で+10点ぐらいつけられればラッキーです。
そこでランニングシュートの時間を使って、プレッシャーリリースを練習しました。
【プレッシャーリリースとは】
プレッシャーリリースとは、東京医療保健大をインカレ連覇に導いた恩塚亨HCが提唱(?)する技術です。
引用元:恩塚亨 プレッシャーリリースドリル~苦しい状況を打開する力が、積極的なプレーを引き出す~【全2巻】
チームが攻めている際に起きる、相手ディフェンスからの厳しいプレッシャー。
その厳しいプレッシャーに負けてしまいスティールやパスミスからボールを奪われてしまう、それを回避するのが『プレッシャーリリース』というスキルです。
そういったターンオーバーの危険性を減らすことは「持続性、連続性のある攻撃」につながるのは勿論のこと、「相手の速攻を避ける守備」ということにも繋がります。
そしてこれは年代や男女のカテゴリを問わないものなので、チームの総合力を上げるのに最適な技術とも言えます。
今作は「個」そして「チーム」の2つの視点からプレッシャーリリースを身に付けるドリルを紹介します。
オフェンスでつまずいた後の策を持つ=ミスを恐れない積極的なプレーにつながります。
積極性のない選手を、自信を持ってプレーさせるようにするためにはうってつけのスキルです!
要は、ターンオーバーとなるプレッシャーをシャットアウトするためのノウハウということです。
プレッシャーリリースは概念の共有をしただけなので、恩塚コーチのドリルとは異なりますので、悪しからず。
【Lカット】
二線のディナイが強い時にVカットだけでは、ボールをもらえないことがあります。
振り切ってない状態でパスを出されると、パスカットされる恐れがあります。
また、ウイングが戸惑っている間にトップにプレッシャーをかけられて、トップでボールを奪われる可能性もあります。
高い位置でのターンオーバーはそのまま失点につながるので、避けたいと思います。
そこで、二線が確実にボールをもらえる足の運びを練習しました。
ディナイを振り切れない理由としては、パッサーとレシーバーの間にディフェンスが立っているからです。
なので、物理的にディフェンスをパスラインの外に追い出します。
レシーバーは一度ゴール方向にマークマンを押し込みます。
次にパッサーに近い方の足を広げて、ディフェンスの前足を自分の両足を挟みます。
これで、物理的にパッサーとレシーバーのパスラインからディフェンスを追い出すことができました。
もう一度相手を体で押し込んでL字または大きめのV字で3Pラインに戻れば、ディナイ状態でも確実にボールをもらうことができます。
これ、なんて名前かな?
Lカットというより、足の運びの技術だな。
【リップスルー】
一線がゼロアームの距離感で強いプレッシャーをかけると、ボールマンはのけぞったりし、攻撃的なオフェンスをしにくくなります。
ボールマンが不慣れだとそのままスティールされ、速攻の失点につながります。
対策としては、体を反転し、相手を引き付けて、そのままターンして抜くという選択もあります。
しかし、体を反転した状態で自分のマークマンに目線を向けると、ボールの守り方が弱くなり、別のディフェンスにスティールされてしまったりもします。
よって、リップスルーをお勧めしています。…