【ガベージ・タイム/garbage time】
ガベージタイムとは勝敗が決した試合の残り時間のことです。
ガベージを直訳すると『ゴミ、不要な物』、ガベージ・タイムになると(勝敗に関係ない)不要な時間となります。
【ブローアウト】
勝敗が決した試合の中でも大差がついた場合、ブローアウト(blow out)と表現します。
【ガベージタイムは若手の出番】
NBAなどのトップリーグだとガベージタイムには、普段プレイタイムが与えられていない若手プレイヤーの出番となります。
ここで試合慣れさせたり、結果を出すことでプレイタイムの獲得に繋げたりします。
【ガベージタイムの暗黙の了解】
ガベージタイムには下記の暗黙の了解(アン・リトン・ルール)が存在します。
・勝っているチームはタイムアウトを取ってはいけない。
・怪我防止のため、シュートに対してはファウルをしてはいけない。
・必要以上に派手なプレイ(ダンク等)や振る舞いをしてはいけない。
【ガベージタイムの暗黙の了解を破ると制裁される】
勝敗が決まった最後の攻防で、どちらかがプレイをする意思がなくなれば、攻防をやめます。
もし、最後のポゼッションで勝っているチームが派手なシュートをしようものなら報復されます。
がっつりボールを投げつけられていますね。
残り26秒で、プレイの意思がなくなれば、たとえ24秒オーバータイムになったとしてもプレイをやめます。
24秒はコールされますが、ターンオーバーとしては記録されません。
「死屍に鞭打つ」行為を嫌うアメリカと、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」主義の日本の差ですかね。
日本でも徐々に浸透してきており、大学の一部とプロリーグは暗黙の了解に従ってプレイをやめてますね。
クラブチームでも強豪チームは最後のポゼッションはシュートしない傾向にあります。