【スロット/slot】
スロットとは、バスケットからペイントエリアの角を線で結び、そのまま延長し、3Pラインに交わる部分です。
アウトサイド・エルボーやツー・ガード・ポジションなどと呼んだりもしています。
使い方としては4アウト1インのアライメントや、3-2ゾーンディフェンスに対するツーガードポジションで位置します。
ウイングのようにドライブの起点となったり、トップのようにパスの起点となったりします。
佐々木クリスさんやハレルヤ(be a baller)さんや、英語圏の多くの人がこちらの意味で使っています。
(英文1:The Basketball Dictionary)Slot: The spot where the three-point line and the line marking the outer edge of the paint would theoretically intersect.
(英文2:basketball for coaches)Slot – An area of the court located to the left and right of the top of the key. The slot is a position that must be filled during the 4-Out Motion or when running any offense with a two-guard front.
【日高哲朗先生のスロット】
日高哲朗先生の指導者講習会でスロットを制限区域の縦のラインという意味で使っていました。
slot(スロット)を翻訳すると、「小さい細長い穴」または「(計画)の位置」となります。
イメージとしてはスロットは鍵穴です。
スロット(鍵穴)に、ドライブ(鍵を差し込み)できたら、レイアップ(鍵をまわす)する。
スロット(鍵穴)に、ドライブ(鍵)が届かなかったら、ジャンプシュートやフローターやパスに切り替えます。
日高先生以外にも、バスケ大学(安田学園HC)の三原学さんはこちらの意味で使ってました。
英語圏ではこのような使い方をしていませんが、日高先生の影響で、このラインをスロットと呼び、使っているコーチが日本には多くおります。
おそらく、日本独自の使い方であると思います。
シーンによって、どの意味を使っているのかを見極める必要があります。