ロールプレイヤーって何?バスケ用語意味解説

【ロール・プレイヤー/role player】

ロールプレイヤーとは、補助的な役割を果たす選手のことです。
role(ロール)を翻訳すると「役割」となります。
ロールプレイヤーは、主にベンチスタート(スターターの場合は主力の補佐的等)で、チームが要求する特定の役割を担当します。
日本語だと「職人」と表現されることが多いです。
ロールプレーヤーと言えば「3&D」を連想するほど、「3&D」と呼ばれるプレイヤーはほとんどがロールプレイヤーとして扱われます。

【タイプ別の呼び分け】

〇スタープレイヤー

スコアラー(エース):オフェンスに優れて得点を取れる選手のことです。
得点王の候補となります。
例、ジェームズ・ハーデン

ツーウェイプレイヤー:オフェンスとディフェンスの両方に優れた選手のことです。
例、カワイ・レナード

オールラウンダー:得点・リバウンド・アシスト・ディフェンスと何でもできる選手のことです。
トリプルダブルを達成できる選手はオールラウンダーとなります。
例、レブロン・ジェームス

フランチャイズプレイヤー:長期間に渡ってチームを引っ張る選手のことです。
狭義には、一つのチームだけで活躍して引退する選手を指します。
例、ダーク・ノヴィツキー

スタープレイヤー二名を擁すると「ダイナミックデュオ」、三名を擁すると「ビッグスリー」と表現します。
以前は、ビッグスリーを擁するチームが優勝することが多かったです。
最近では、ダイナミックデュオを形成しロールプレイヤーが自分の役割をきちんとこなすチーム編成が多いです。

〇ロールプレイヤー

ピュアシューター:シュートのほとんどが3Pの選手のことです。
ドリブルからクリエイトするよりも味方のスクリーンを使ってキャッチ&シュートまたはワンドリから3Pをうつ場合が多いです。
3Pの超特化型の場合は、ディフェンスを苦手とする選手も存在します。
例、カイル・コーバー

3&D:オフェンスでは、3Pラインの外で待機して、スコアラーが得点しやすいようにします。
またスコアラーが引き付けてノーマークになった時にキャッチ&シュートで、数少ないチャンスを3Pで高確率で得点します。
ディフェンスではハードに当たりスタープレイヤーの負担を軽減する選手のことです。
例、トレバー・アリーザ

グラスクリーナー
:オフェンスリバウンドを取って、セカンドチャンスを押し込む(プットバック等)のが役割の選手のことです。
ドリブルで崩したり、外からのシュートなどのように器用なプレイよりも、身体能力や体格を生かした飛び込んでのプレイを得意とします。
例、レイカーズ移籍後のドワイト・ハワード

エースキラー、ロックダウン:相手のエースを抑えることを仕事にしている選手のことです。
ロックダウンとは囚人(エース)を監房に閉じ込めることです。
例、トニー・アレン

〇その他のタイプ

スタープレイヤーとロールプレイヤーの区分とは別ですが、こんなタイプも存在します。
ストレッチ4、ストレッチ5:ペイントエリアではなく外に広がって3Pなどで活躍ことが多いインサイドプレイヤーのことです。
3Pラインに広がることで、他の選手がドライブしやすくなります。
例、ケビン・ラブ

リムプロテクター:ヘルプのブロックシュートを得意とする選手のことです。
通常ブロックシュートはギャンブル性が高いディフェンスとなりますが、三線カバーによるブロックシュートはドライブを得意とするプレイヤーからすれば脅威となります。
例、ルディ・ゴベール

ポイントセンター:Cプレイヤーなのにボール運びからエントリー(攻撃の起点となるパスやプレイ)までする選手のことです。
例、ニコラ・ヨキッチ