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2019JBAオフィシャルスコアシート記入例(書き方見本)

試合開始5分前 *時間は大会ごとに定める規定に従う

最初の5人のプレイヤーのPl-in欄に、各チームのコーチ自身が「×」を黒または青色で記入しサインする(チームA、チームBの順)。
キャプテンの氏名の後ろに(CAP)と記入してあることを確認する。
各チームのメンバーの氏名の記入がない枠は、氏名・番号・出場欄に横線を引き、ファウル記入欄には最下段の右角まで斜線を引く。ただし1行の場合は、ファウル記入欄まで横線を引く。

ティップオフ前

最初の5人のプレイヤーの確認。
番号を赤色の〇で囲み、「確認のシグナル」。
番号が異なる場合は審判に知らせる。

その他注意事項

①タイムアウトは、認められたときの各クォーターの経過時間(分)を、それぞれのクォーター記入時の色(赤または黒・青)で数字で記入する。
(例)残り3分12秒のとき→「7」、 残り0分45秒→「10」
②ゲーム中にブザーを鳴らして審判に合図できるのは、ゲームクロックが止められているときだけである。
③ゲーム開始後、プレイヤー・交代要員の氏名・番号等の申し出等についての違反を見つけた場合には、次にゲームクロックが止められたとき、ただちにブザーを鳴らして審判に知らせる。
④ゲーム中、スコアボードの表示とスコアシートのランニングスコアを常に照合する。
・スコアシートが正しければ、ただちにスコアボードの得点を訂正させる。
・スコアシートに不審な点がある、一方のチームから得点やファウル、タイムアウトの数などについて疑義の申し出があったときは、次にゲームクロックが止められたとき、ただちにブザーを鳴らして審判に知らせる。
⑤テクニカルファウルは、誰に記録されるものなのかを審判の伝達で確認した上で正確に記入する。
テクニカルファウルの罰則はフリースロー1本。
・プレイヤー自身の行為に対するテクニカルファウルは「T1」。
・コーチ自身の行為に対するテクニカルファウルは「C1」。
・上記以外の理由でコーチに記録されるテクニカルファウルは「B1」(または「B2」)。
⑥次の場合は、ブザーを鳴らして審判に知らせる(新たなプレーヤーの交代合図は不要)。
・プレーヤーのファウルが5回になり、失格となるとき。
・プレーヤーのファウルで「T」または「U」が2回、あるいは「T」+「U」となり失格・退場となるとき。
・コーチ自身のテクニカルファウル「C」が2回となり失格・退場となるとき。
・コーチに記録されるファウル「B」が3回、または「B」と「C」が計3回となり失格・退場となるとき。

2018年4月~の変更点

①ゲーム開始時に出場する5人のプレーヤーの「×」印は、コーチ自身が記入し、サインする。
②各チームのメンバーの氏名の記入がない枠は、氏名・番号・出場欄に横線を引き、ファウル記入欄には最下段の右角まで斜線を引く。ただし1行の場合は、ファウル記入欄まで横線を引く。
③第2ピリオド終了時ファウルの欄の第1・2ピリオドのファウルを、ゲーム終了時、第3ピリオド~終了のファウルを黒または青色の太い線で囲む。

2019年4月~の変更点

①チームファウル記入欄の未使用欄に、二本の線を引く。
②スコアシート右下のクォーターごとの得点は、それぞれのクォーターの色で記入する。
③「Licence …

ドリブルに関するルールの変遷

1891年12月21日にマサチューセッツ州のYMCAトレイニングスクールでバスケットボールの最初の試合が行われました。
その時にあったルールは13個だけでした。
その時から現在に至るまでの「ドリブル」のルールの変遷を追ってみます。

【1892年~1895年】

〇ルール
片手もしくは両手で、ボールをどの方向に叩いてもよい。

〇変更理由
初期は「ボールを持ったまま走ること」が認められていませんでした。
そこで、プレイヤーは、ルールに抵触しないように、ボールをパス以外で運ぶ方法を模索していました。
ルール改正でボール叩きながら進むことが可能となりました。

〇結果
「ボールを叩いて進む」という行為が、ドリブルが発生する先駆けとなりました。

〇所感
バスケットボールが誕生した当初は、ドリブルは認められてなかったようです。

【1898年~1899年】

〇ルール
ボールを両手でキャッチしたあと、床にバウンドさせた場合は、他のプレイヤーがボールに触れたあとでなければ、再びボールに触れることはできない。
また、プレイヤーは両手では許されないが、片手であれば、何回でもボールを弾ませてよい。

〇変更理由
プレイヤーがボールを進ませる方法として、「両手でドリブルをおこなう」ようになりました。
これは、小競り合いが起こる原因となりました。
さらに、プレイヤーがゴール下で固まってしまい、小競り合いだけでなく、怪我人がでるようにまでなりました。
小競り合いや怪我を改善するために、両手でのドリブルを規制しました。

〇結果
このルール改正が現在のドリブルの起源となります。
プレイヤーは密集地帯を抜け出す時、あるいはゴールまでノーマークで行けそうな時、周囲のディフェンスを出し抜くことができそうな時にドリブルをすることができるようになりました。

〇所感
この時はまだ、ドリブル→保持→ドリブル(ダブルドリブル)が認められている状態ということですね。

【1899年~1900年】

〇ルール
ドリブルの最中は、両手でボールに触れることができる(保持)のは一回だけとする。

〇変更理由
ダブルドリブルを利用した不当なプレイ(相手に背を向けて、後ろ向きにドリブルで攻める)があったので、ダブルドリブルを防ぐためにルールを変更しました。

〇結果
ゲーム中のラフプレイを相当数除去することができました。
結果的に、プレイヤー同士のパスプレイが増え、以前よりも高度なチームプレイが多くなりました。

〇所感
文面からは、現在と同様のルールと見受けられます。
ダブルドリブルを規制した副産物として、パスが増えることでチームプレイが成熟するきっかけになったということですね。

【1901年~1902年】

2019年度 JBAルールテスト用問題集(101~150問)

2019年度 JBAルールテスト用問題集(001~050問)
2019年度 JBAルールテスト用問題集(051~100問)
2019年度 JBAルールテスト用問題集(101~150問)
JBAルールテスト2019

問題文:赤字部分
難易度:D(易)→C→B→A(難)
参照:ルールブックの該当部分
解答:○ or ×
解説:黄色背景

Q101:第44条 訂正できる誤り

B1がA1にファウルをし2本のフリースローが与えられた。
1本目のフリースローが成功した後B2は誤ってボールをとり、エンドラインからスローインをした。ショットクロックが残り18秒を示し、B3がフロントコートでドリブルをしているとき、A1の2本目のフリースローが与えられていないことに気がついた。
ゲームは速やかに止められ、A1に2本目のフリースローが与えられ、通常のフリースローの後と同様に再開される。

難易度:B
参照:インプリ 44−3
解答:×

解説:ゲームは速やかに止められる。
A1がリバウンダーなしで2本目のフリースローを打ち、ゲームは誤りの訂正のために中断された場所から、チームBのスローイン、ショットクロック残り18秒から再開される。

Q102:第44条 訂正できる誤り

B1がA1にファウルをし、そのファウルはチームBの6個目のチームファウルだった。
A1に2 本のフリースローが与えられた。
フリースローを打とうとしたのはA1ではなくA2であり、審判はA2がシュートを打つ前にその誤りに気がついた。
フリースローは取り消され、チームBのスローインからゲームは再開される。

難易度:B…