2016/7/26練習記
広尾人戦で、相手のゾーンに自滅してしまった(自滅というか、相手の戦術にうまくはめられた)ので、今回からしばらく2ゲームはゾーンも織り交ぜます。
ただゾーンをやるだけでなく、インターバルの時間に話し合って、改善していきましょう。
目指すべき目標は、相手がゾーンで来た時に苦手意識を持たない状態まで持っていきます。
目次
【バスケットボールのラインとエリアなどの名前を覚える】
前回は一名を対象にバスケIQアップの課題を出しましたが、今回から女子全体にも同じ課題を出すことにしました。
男子にも共有まではしておきます。
さて、二回目のテーマは、ライン・エリアにおける用語の習得です。
〇言葉の力
そもそも何故、こんなことをやるかというと、言葉の力は絶大だからです。
例えば日本では「蝶(チョウ)」は、ひらひらと舞うイメージで、人気の虫です。
それに対して「蛾(ガ)」は、蝶に比べると嫌われています。
しかし、フランスでは両方を合わせて「パピヨン」と呼びます。
蝶を見ても「パピヨン」と呼び追っかけ、蛾を見ても「パピヨン」と呼び追っかけます。
日本人も「蛾」と言う言葉がなければ、言葉の力によって「蛾」に悪いイメージを持たなかった可能性もあります。
※本からの受け売りなので、事実と違ったらすみません。
本来、言葉とは物を表す記号でしたが、実際は、言葉が物をイメージさせてしまう力を持っています。
〇言葉を統一する
現在、私の指導のポリシーとして、言葉のレベルを落とさないことを意識しています。
「相手が分かるようにかみ砕いて伝えてあげることが大事」と言われることがありますが、私は顧客を対象にしている訳でもなく、ミニバスを対象にしている訳ではありません。
分からないことは分からないままにしない、自分で調べる、自分で聞くことができる社会人向けのクラブチームです。
よって、バスケの言葉は必ず高いレベルを維持します。
そして、全員が同じ現象を、同じ意味で、同じ言葉で使えることを目指します。
結果的には、相互理解が深まり、意思疎通が容易になり、方向性とフェアウェイが一致していきます。
私たちのチームでは、「スリーポイントラインの45度」ではなく「ウィング」。
「外側に抜かせる」ではなく「ウィークサイドに抜かせる」
「体をぶつける」ではなく「バンプする」で統一していきます。
繰り返しますが、理解できる言葉で話すのではなく、言葉を覚えてください。
〇バスケットボールのラインやエリア名称一覧
前置きが長くなってしまいましたが、下記の34個を問題に出しました。
是非、力試しでやってみてください。
回答は当記事の一番下に記載しておきました。
【参加者】
・男10人
・女8人
・コーチ1人
【男子メニュー】
・スタッツ付き男女合同シューティング(ゴール下、ミドル5カ所、3P5カ所)
・ゲーム(マンツー2本、ゾーン2本)
・インナーサーキット
・ゾーンミーティング
・男女対抗ミートシュート(男子連続8本vs女子連続7本、男子勝ち)
・シューティング
【女子メニュー】
・スタッツ付き男女合同シューティング(ゴール下、ミドル5カ所、3P5カ所)
・ゲーム(4対4、3本)
・インナーサーキット
・ミーティング(課題について)
・男女対抗ミートシュート(男子連続8本vs女子連続7本、女子負け→2往復ダッシュ)
・レイアップ付きスクウェアパス
【シューティングスタッツ】
〇TODAY男子
ゴール下:38/44(86%)
フリースロー:-/-(-%)
ミドル:90/175(51%)
3P:8/42(19%)※次は頑張ろう
〇TODAY女子
ゴール下:31/46(67%)※一名だけはw
フリースロー:-/-(-%)
ミドル:83/185(45%)
3P:18/43(42%)
〇TOTAL男子(1回目)
ゴール下:38/44(86%)
フリースロー:-/-(-%)
ミドル:90/175(51%)
3P:8/42(19%)
〇TOTAL女子(8回目)
ゴール下:248/308(81%)
フリースロー:53/94(56%)
ミドル:394/929(42%)
3P:166/543(31%)
【所感・PDCA・共有内容】
〇バスケットボールのラインやエリア名称一覧の回答
1:コーナー
2:ショートコーナー
3:エルボー
4:トップオブザキー
5:ウイング(45度)
6:ハッシュマーク
7:エンドライン
8:淡色(テーブルからコートを正面に左が淡色)
9:スリーポイントライン
10:フリースローライン
11:トップ(90度)
12:ミドルライン
13:ファウルライン
14:センターライン
15:コフィンコーナー
16:スローインサイドライン
17:サイドライン
18:センターサークル
19:ボールライン
20:ストロングサイド(ヘルプがいる方)
21:ウィークサイド(ヘルプがいない方)
22:ペイントエリア(制限区域)
23:ノーチャージセミサークル
24:ゴールライン
25:305cm
26:約2倍(7号ボール24.5cm、リング45cm)
27:ハイポスト
28:ミドルポスト
29:ローポスト
30:ボールサイド
31:ヘルプサイド
32:ウイングレーン
33:トレーラーゾーン
34:ミドルレーン
〇共有内容
・味方のシュートに対しては、セーフティー一名以外はオフェンスリバウンドに絡む。取れなくても絡む。
特に点で貢献できないプレイヤーはここでのハッスルで貢献。
シュートをうつプレイヤーは、基本的にシュートにのみ専念する。
ただし、半分も入らないプレイヤーは、シュートをうったら自らとる意識の徹底。
・敵のスクリーンプレイに対しては、ショーディフェンスの徹底。(どっちが正しいでなく、決めごと)
ソフトショーで見せかけだけでもいいし、ハードショーで潰してもいいです。
ショーの意識だけは徹底で。
・UCLAは決めごと通りいけば、ノーマークを作れる可能性が高いので最後は、シュートがうちやすい配慮を。
途中の動きはディフェンスに合わせて柔軟に。
〇所感
今のレベルを維持しつつ、少しだけ人数を拡充したいな。
あと、やっぱり男女両方同時に見れないので、マネジャーがいると助かるな。