E級審判更新講習の忘備録

E級審判更新講習の受講を失念しておりました。
あわや失効でしたが、延長措置があったそうで、無事申し込めました。
またルールテストがあるとのことで予習して臨みました。

【ルール変更、伝達事項】

〇2021ルール変更
1、第5条:プレイヤーの怪我と介助
2、第15条:アクト・オブ・シューティングのプレイヤー
3、第33条:コンタクト(体の触れ合い)の基本概念
4、第35条:ダブルファウル
5、第37条:アンスポツマンライクファウル
6、第48条:スコアラー&アシスタントスコアラーの任務、第49条:タイマーの任務

〇伝達事項
審判セカンドユニフォームの導入
夏用の審判ユニフォーム(上下)が販売されました。
早速買いましたが、区民大会で認めてくれるかどうか??

【審判技術の確認】

〇IOT(アイオーティー)
インディビジュアル(個々人の)オフィシャル(審判)テクニック(技術)をIOTと呼ぶそうです。(初めて知りました)
1、コール・ザ・オビアス:明らかなにインパクトのある触れ合いをファウルとして宣すること。
2、ステーショナリー&ディスタンス:静止した状態(ステーショナリー)から、プレイとの適度な距離感(ディスタンス)を保ってレフェリーすること。
3、レフェリーディフェンス:常にディフェンスが見えるよう位置取りをすること。ドライブと逆に動く(クロスステップ)と、ディフェンスにアングルを当て続けることができる。

4、オープンアングル:体の向きを45度にすることで多くの視野(オープンアングル)を確保することができます。

5、ステイ・ウィズ・ザ・プレイ:プレイを予測し、始まりから終わりまでを見届けること。シューターが着地するまでプレイにステイし、ボールを放ったあとに生じる触れ合いまでレフェリーします。

【プレゼンテーションの確認】

〇審判のシグナルと手続き
〇本年度E級重点項目
〇審判のシグナル
〇バイオレーションのシグナル
〇ファウルのシグナル
〇プレーヤーの番号

最近、「伝わればいいや」と曖昧になってしまってるので、完璧にしておきます。
中国流の片手で10まで数えられるハンドサインを使えば、両手のワンモーションで0から99まで表現できるんですけどね~

例えばこれが「86」です。
どう?覚えちゃえば便利じゃない??

〇情報伝達のシグナル
〇スコアラーへのレポート
〇フリースローのシグナル

【メカニクスの確認】

〇2POメカニクス
〇ゲームの開始
〇本年度E級重点項目(メカニクス)
〇フロアカバレージ
コールの優先順位
1、プライマリ-エリアの審判が一番手
2、アングルが取れている審判が二番手(セカンダリーヘルプ)
今まで、プライマリエリア外をコールしてはいけないと思ってました。
セカンダリーヘルプという概念でプライマリ-を助けるコールを知れて、とても勉強になりました。

〇ポジショニング
〇位置取り(ハーフコート)
〇アウトオブバウンズ(バウンダリカバレージ)
〇スローイン
〇フリースローのポジション
〇ショットが行われたときのカバレージ

【プレーコーリングの確認】

〇プレーコーリング概要
5対5 プレーコーリング・ガイドライン20210301版です。
〇ファウル
〇本年度重点項目
〇コンタクト(体の触れ合い)
〇アンスポーツマンライクファウル
〇テクニカルファウル
テクニカルファウルの4つの要素
1、ボールステータス:ボールがどういう状況かを確認してから笛を吹く。
2、フィット:その場面に適しているか。
3、エフェクティブ:そのテクニカルでどんなゲームコントロールを望むか。
4、ディフェンダブル:テクニカルを吹いた理由を説明できること。

〇トラベリング
トラベリングになるケース
1、軸足の踏み変え:明らかにピボットフットを踏み変えること。
2、軸足のずれ:明らかにピボットフットがずれること。
3、突き出しの遅れ:明らかにピボットフットが離れてからドリブルのボールが手から離れること。(一度離れたボールが再び手に戻ってトラベリングが成立する)

【ゲームコントロールの確認】

〇クルーワーク

【ミニバスケットボール】

〇ミニバスケットボールのルール
一般のルールとの違い
1、ゲームの定義:12歳以下
2、ゴールの高さ:260cm(一般:305cm)
3、ボール:5号(一般:男性7号、女性6号)
4、競技時間:6分4Q(一般:10分4Q)
5、出場と交代:(かなり掻い摘んで言うと)全員が試合に出ること、一人がフル出場してはいけないこと。(一般:制限なし)
6、タイムアウト:各Q1回ずつ45秒(一般:前半2回、後半3回、60秒)
7、8秒ルール:規定なし
8、24秒/14秒ルール:あり(14秒リセットはオフェンスリバウンドのみ)
9、バックコートバイオレイション:なし
10、スコアシート:ミニバス用(Qごとの出場確認のため)
11、ゾーンディフェンス:禁止(詳しくはマンツーマンディフェンスの基準規則
マンツーマンの基準規則は長文過ぎて目を通してませんが、塩梅(あんばい)が大変そうですね。

【ルールテスト】

25問中20問正解(80%)で合格です。
なんとか22問正解しましたが、4~5問はラッキーもあったので、ぎりぎりでした。

再テストしたら違う問題でした。
再テストでも88点(22問正解)でした。

【感想】

とても勉強になる審判講習会でした。
特にクラブの帯同審判だとクルーワーク(審判同士の協力)が出来てません。
クルーチーフとアンパイアでの役割分担が曖昧で、重複して同じ部分を見てしまい、二人とも見えていない部分が多くあると思います。
各審判のプライマリーエリアを把握し、セカンダリーヘルプなど協力して良いジャッジができるよう心掛けたいと改めて思いました。
目指せ!Bリーグベストレフェリー加藤誉樹さん!!