ファンダメンタル」カテゴリーアーカイブ

【オフェンス】
プリンストンオフェンス 2019/05/10
オフボールスクリーンの種類とコツ 2019/04/18更新
オフェンス戦術は4区分~フリー、モーション、オプショナル、セット~ 2019/04/04
スペインピック(ダブルスクリーン・ポップ&ロール) 2019/03/18
シャドウ、ボール運びのテクニック 2019/02/20
プレッシャーリリース 2019/01/10
ゼロステップ×ユーロステップ 2018/08/06
ハンドサイン 2018/07/23
ランニングシュートバリエーション 2018/05/07
PTPに基づいたランニングシュート 2018/04/17
アンダーハンドレイアップとオーバーハンドレイアップ 2018/04/11
アウトサイドアウトとキックアウト 2018/03/20
オフェンスリバウンドの役割 2017/11/08
スタックからのカッティング 2017/08/03
ノックアウトシューティング 2017/03/08
ポストへのボール入れ 2017/02/23
エンドライン沿いのペネトレイト 2017/01/31
オフェンスリバウンドとディフェンスリバウンド 2017/01/25
4つの抜く技術 2016/12/21
シザース 2016/12/14
オフボールオフェンスの動き方 2016/11/30
ドライブの合わせ(4D) 2016/11/16
ボール運びとキャッチミス 2016/11/09
オフボールの2on2スクリーンプレイ 2016/08/24
ボースハンドシュート 2016/08/10
バスケットボールのフェイクの種類を思いつく限りあげてみた 2016/07/20
フォーメーションの覚え方と考え方 2016/01/06
対小さなゾーンオフェンス 2015/08/26
スクリーンのかけ方・もらい方、2対1の攻め方・守り方 2015/08/05
ステップバックシュート 2015/07/01
残り2分10点ビハインドやりました 2015/05/13
3対2と3対3 2015/04/22
V字レイアップ 2014/07/17

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【ディフェンス】
クローズアウトでシュートを封じる 2019/06/14
クローズドディナイとオープンディナイ 2018/10/11
対ピックディフェンス/ホワイト・ブルー・レッド 2018/06/27
ブリッツ-対オンボールピックディフェンス 2018/04/30
バンプ 2018/04/06
マッチアップゾーンとスライディングゾーン 2018/03/23
抜かれた方向で異なるヘルプの動き方 2018/02/09
ポストのミスマッチ対策 2017/10/18
リバウンド後のキープ姿勢、スクリーンアウトの正面と背面の違い 2017/02/08
オフェンスリバウンドとディフェンスリバウンド 2017/01/25
ボールボイスとラストボイス 2017/01/11
ショーディフェンス 2015/10/28
マンツーマンディフェンスの復習 2015/10/14
女子ゾーンディフェンスコンセプト 2015/07/28
ファンディフェンスとファネルディフェンス 2015/04/28

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【トレーニング】
スクエアパス&ピック 2017/01/18
サーキットトレーニング(インナーマッスル・アウターマッスル) 2015/08/19
周辺視野&状況判断強化トレーニング 2015/02/20

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【座学】
審判の基本を押さえる、審判四原則・ファウル三確認主義・3S 2019/04/16
入ると思ってシュートすると成功率があがるのか? 2019/03/27
スタッツとボックススコアの付け方、ケーススタディー 2019/01/23
スタッツとボックススコアの見方 2019/01/22
ファウルアフターシュート 2018/11/21
ナンバープレイなどのフォーメーションを覚える流れ 2018/11/15
フェイク・ア・ファウル(フロッピング、シミュレーション) 2018/11/02
モチベーション不要論 2018/10/26
バスケにおける良いプレイと悪いプレイの定義 2018/10/17
スポーツ指導者のための倫理ガイドライン 2018/02/09
ゼロステップ 2018/02/06
ウォームアップとクールダウン 2017/12/12
クラブチームの男女の違い(女子クラブチームの男性コーチ向け) 2017/12/08
バスケIQ向上計画表 2017/10/20
ジャンプボール考察 2017/10/05
セカンドネイチャー 2016/11/09
35秒3点ビハインド実演 2016/10/12
3C分析 2016/10/05
交代とタイムアウト 2016/09/14
ファウルゲーム 2016/09/07
ターンオーバー考察 2016/08/09
バスケットボールのラインとエリアなどの名前を覚える 2016/07/27
ファウルの定義 2016/01/20
ソリューションスキル~問題解決のいろは~ 2015/12/16
ステップインシュートは軸足を離した後に自由足で踏み切ってジャンプしてもトラベリングではありません 2015/05/19

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【JBAルールテスト用問題集】2018/11/20更新
001~010問
011~020問
021~030問
031~040問

クローズアウトでシュートを封じる

【クローズアウト三行まとめ】
☑クローズアウトはダッシュ&ハーキー。
☑両手を高くあげ、相手の鼻めがけて振る。
☑シュートを諦めさせて、ドリブルさせたら成功。
スクリメージ(チーム内紅白戦)で、レギュラーメンバー中心のチームがゲストの混ざったチームに一方的に3Pシュートを決められ続けました。
今回は女子だけの練習だったので、インターバルが少なく、疲れがあったのが主原因です。
ですが、シュートチェックが弱く、そのあとのスクリーンアウトもしないので、セカンドチャンスからの失点もありました。
なので、今回は「クローズアウト」を言語化し、練習に落とし込みます。

【クローズアウト】

「クローズアウト」とはディフェンスの技術で、「3線(ヘルプ)ポジションから1線(ボール)ポジションに切り替わる際、一気に間合いを詰める」ことです。

上図だと、オフェンス1がボールを持っているので、ディフェンス1はボールマンにワンアームでプレッシャーをかけています。
オフェンス2はヘルプサイド(逆サイド)にいるので、マークマンのディフェンス2は、3線ポジションでピストル(マークマンとボールマンを指さす)をしています。

1(左ウイング)から2(右ウイン)にスキップパスされた場合、緩いパスであればディフェンス2がインターセプト(パスカット)を狙いますが、強いパスの場合は、クローズアウトで一気に詰めます。

クローズアウトの足の動きは下記となります。
・マークマンからスリーアーム程度の距離まではダッシュします。
・残りの距離からワンアームの距離はハーキー(スタッターステップ)で小刻みに足をバタバタさせて詰めます。

相手がシュートをせずにドライブした場合は、すっこ抜きされないよう気を付けてください。

【シュートチェック】

クローズアウトの一番の目的は相手にシュートを撃たせないことです。
なので、シュートチェックし、ドリブルを突かせたら成功となります。
一番やってはいけないことはクローズアウトからブロックシュートにジャンプすることです。
折角頑張って詰めたのに、飛んでしまうと、苦労が水の泡です。
なので、シュートチェックに留めます。
具体的に言うと、クローズアウトの時、ハーキーに切り替わるタイミングで「ボール!」と、ボールボイスを出しながら、両手を挙げて、相手の鼻をめがけて手を振り、視野を妨害します。
それでも相手がシュートを撃ってきた場合は、両手を相手の鼻をめがけて突き出し(目に向けて突き出すとフェイスチェックなのでテクニカルファウルの対象)、大きな声で「チェック!」と声をあげ、シュートに影響を与えます。
このシュートチェックの手があるかないかでシュート成功率は10~20%下がると言われています。

【スクリーンアウト】

相手がシュートを撃った時、振り向いてシュートの軌道を追うディフェンスがいますが、ボールウォッチャーだと、オフェンスリバウンドに入られてしまいます。
なので、必ず自分のマークマンをオフェンスリバウンドに参加させないようにスクリーンアウトします。
これはシューターのディフェンスに関わらず、アウトサイドのディフェンス全員に共通します。
シュートをうってから、リングにボールが当たるまでの時間は約1秒です。
この1秒だけを抑えれば、アウトサイドのマークマンにオフェンスリバウンドを取られることはありません。
シュートチェック直後にスクリーンアウトをすると、相手が接触の衝撃でわざと倒れてフリースロー(本当はフロッピングだけど)になる可能性があります。
なので、シュートチェックの後は、相手の目を見て、飛び込んでくるならばバンプして、そのままスクリーンアウトします。…

プリンストンオフェンス

【プリンストンオフェンス三行まとめ】
☑アライメントは4out1in。
☑フローチャートで進むオプショナルオフェンス。
☑常にバックドアを狙う。

【プリンストンオフェンスの生みの親】

プリンストンオフェンスとは、プリンストン大学で長期に渡りコーチを務めたピート・キャリルが発案したオフェンスのことです。
プリンストン大学とは、日本で言う東大みたいな感じで、スポーツ奨学金なしの秀才軍団を、独自のオフェンスを駆使し、スポーツ推薦で集まる私立強豪に何度も勝利を重ねたという感じですね。

ピート・キャリルについては、こんな感じです。

1967年から1997年の30年間、プリンストン大学でヘッドコーチを務める。アイビーリーグの歴代最多勝コーチであり、13回のカンファレンス優勝と11回のNCAAトーナメント出場を誇る。1997年にバスケットボール界における功績が認められ、バスケットボール殿堂入りを果たす。プリンストン大学の後、NBAサクラメントキングスでアシスタントコーチを務め、プリンストンオフェンスを指導し、多大な成果を収めた。

「賢者は強者に優る」がピート・キャリルのコーチング哲学です。

【アライメント】

アライメントとは、オフェンスを開始するときの立ち位置のことです。
プリンストンオフェンスのアライメントは4out1inとなります。
稀に5outや3out2inもありますが、4out1inが一番多いです。

バックドアを活かすためには、2-3ハイセット(2ガード、2ウイング、1ハイポ)が好みです。
1トップ、2ウイング、1コーナー、1ポストなどの形もあります。
アライメントはある程度自由でいいと思います。

【オプショナルオフェンス】

オプショナルオフェンスとは、常に決められた複数の選択肢(オプション)から選手が自由に選び進んでいくことです。
オプショナルの例をご案内します。

〇エントリー


セットオフェンスの最初のプレイを「エントリー」と呼びます。
エントリーはウイングパス③、ハイポパス⑤、ヘルプサイドパス②の3つからコート内の選手が選択します。

〇ウイングパスエントリー


ウイングパスエントリーをしたら、次にUCLAカットかスペインピックを選択します。
それぞれの具体的な動きについては割愛します。
ヘルプサイドの動きは、お互いにスクリーンをかけあって、バックドア、フレア、フレックスを仕掛けることで、ボールサイドにディフェンスが行かないようにします。

〇ハイポパスエントリー


ハイポパスエントリーをしたら、スタックかカールを選択します。
ヘルプサイドは、ウイングパスエントリーと同様にスクリーンをかけあうことでディフェンスを引き付けます。

〇ヘルプパスエントリー


ヘルプサイドパスエントリーをしたら、チンかフレアを選択します。

〇フローチャート


色々なオフェンスが出てきて混乱すると思うので、フローチャートを作って体系化してみました。
今回は1stで3つの選択肢、そこから各2つの選択肢の合計6パターンのコンティニティオフェンスとなります。
→ ウイングパス → UCLA

オフボールスクリーン(ピック)の種類とコツ、オフェンスの80%はオフボールである

【オフボールスクリーン三行まとめ】
☑ピックの種類ごとにポイントが異なる
☑一度でダメなら二度かける
☑練習では「ずれ」で満足せず、しっかりかけることを意識する

オンボールスクリーンに比べてオフボールスクリーンは、そもそもスクリーンがかからないなど、得意不得意の差が大きい気がします。
オンボールピックがサイドにセットすることが多いのに対して、オフボールスクリーンは種類ごとにコツが異なるからだと考えております。
正面からかけるフロントスクリーン、横からかけるサイドスクリーン、背後からかけるバックスクリーン(フラットスクリーン)、すべてコツが異なります。
種類の違うスクリーンを全部同じスクリーンとしてセットしようとしても、なかなかうまくいきません。
そこで、種類ごとのスクリーンのコツを解説します。
念のため、サイト内での用語の整理をします。
「スクリーン」と「ピック」は同じ意味で使っています。
スクリーンを使う人を「ユーザー」、オンボールで使う人を「ハンドラー」と呼びます。
スクリーンをかける人を「スクリナー」または「ピックマン」と呼びます。

【オフボールスクリーンの種類】

オフボールでのアウトサイドプレイヤー(ユーザー)とインサイドプレイヤー(スクリナー)の組み合わせのスクリーンプレイです。
この4つだけを抑えておけば十分です。
カッコ内の方向はユーザーの方向です。

・アップスクリーン(下)
・ダウンスクリーン(上)
・フレアスクリーン(外)
・アウェイスクリーン(中)

〇アップスクリーン

スクリナーがエンドライン方向から、アップしてセットするスクリーンです。
この形で多いのは、ターゲットの背後からかける形(バックスクリーン)です。
ルール上では、ディフェンスがよけられるように一歩の距離をあけるよう指示がありますが、私はシール(ターゲットにくっつく)までやるべきだと思います。
NBAでも、Bリーグ・Wリーグでも、クラブでも、学生でも、この手のファウルを吹かれたのを見たことがありません。(吹かれたら試合中にアジャストすればいい)
ターゲットの背後からかけられるので、シールが簡単にできます。
ユーザーは、一度フェイクを入れて、ゴール方向に素早くカッティングします。
通常は、ノーマークにならないよう、もう一人のディフェンスがバンプすると思うので、当たり負けしなければ、ゴールの可能性が生まれます。
コツ:スクリナーはシール。ユーザーはフェイク+素早いカッティング。

〇ダウンスクリーン

スクリナーがエンドライン方向に、ダウンしてセットするスクリーンです。
ダウンスクリーンが一番、得手不得手がはっきりするスクリーンだと思います。
この形で多いのは、ターゲットの正面からかける形(フロントスクリーン)で、いわゆるスタックの形になります。
ターゲットに見られながらかけるので、無理やりシールできません。
なので、スクリナーよりもユーザーが頭を使う必要があります。…