シュートアフターファウル

【シュートアフターファウル三行まとめ】

☑ボールコントロール(オフェンス)は、シュートのボールがプレーヤーの手から離れたときに終わる。
☑シュートモーションは、両足が床に着地した時に終わる。
☑ボールが手から離れてから、両足が床に着地するまでのグレーゾーンが存在する。

【両足が着地したらシュート動作は終わる】

まずは画像をご欄ください。

第15条:ショットの動作中のプレーヤー
15-1-2:ショットの動作は:プレーヤーがボールを相手チームのバスケットに向けて、スロー、タップ、ダンクをしようと、ひと続きの動作を開始したと審判が判断したときに始まり、ボールがそのプレーヤーの手を離れるか、シューターが空中にいる場合は両足がフロアに着地したときに終わる。

ルールブックの条文通り、両足が床につけばシュート動作が終わるので、そのあとにディフェンスがぶつかってファウルしても、フリースローにはなりません。
というか、シュートの後の接触はプレイに影響がないので、通常はファウルにはなりません。
例えば、上から覆いかぶさるぐらいに、接触が強くて、影響が大きい場合のみファウルをコールします。
ちょっとの接触でシューターが倒れた場合はオフェンス側のフェイクアファウルで、二回目からはオフェンスのテクニカルファウルとなります。

【小さいようで大きな差】

仮にシュートが成功した場合は、フリースローワンスロー(期待値1.0)なのか?シュートを成功したチームのスローイン(期待値1.0)なのか?なので、大きな差は生じません。

しかし、スリーポイントを外した場合には決定的な違いが発生します。
スリーポイントを外した場合は、スリースロー(期待値2.4)なのか?ワンポゼッション(期待値1.0)なのか?になります。
ここは審判が判定ミスすると、かわいそうな部分です。

【シュートアフターファウルかの検証動画】


例えば上記の動画。
空中でぶつかっていたらシュートファウル、着地後にぶつかっていたら通常のパーソナルファウルとなります。
このケースの場合は・・・・・微妙過ぎる。
ほぼ同時で判別がつかない場合は、フリースローの方がよい気がします、雰囲気的に。
動画の例が悪くてすみません、見つからんので仕方ない。
とりあえず、フォロースルーがしっかりと残っていても、両足が着地していたらフリースローにならないということだけはお間違えなく。

【三井寿vs松本のフォーポイントプレイの疑惑】


私、このプレイに昔から疑惑を感じていました。
残念ながら三井(濃ユニ#14)の足が見えないので、両足がついていたかどうかわかりません。
だが、松本(白ユニ#6)の高さを見れば、三井が地面付近にいたのではないかと推測できます。
もし、三井がある程度の高さでジャンプをしているとすれば、松本のジャンプ力は半端ないことになります。
まぁ漫画ですし、全国優勝常連チームだから半端ないジャンプ力かもしれませんが。
なんてったって、松本稔は山王工業でなければ、どこでもエースを張れる選手なもんで。
結論、スラムダンクはいつだって、絶対に正しい!!

【シュートファウル?クイズ】

ここまでは茶番みたいな内容でしたが、ここから本編になります。
下記の問題に答えてみてください。

Q、オフェンスのAはドリブルインからレイアップの動作に入りました。
ジャンプしたときには既にディフェンスのBがそのコースに入っておりました。
Aの手からボールが離れた後に、激しくBのトルソー(胴)に突き当たりました。
Aが放ったレイアップは成功しました。
Aチームのファウルはすでに4回の状態で、今回がAのファウルとなる場合はチームが5ファウルとなります。
あなたが審判ならば、どのような判定を下しますか?


画像は関係ありませんが、日本初のプロレフェリーである加藤誉樹さんです。

【シュートファウル?模範誤答】

さて、下記のように回答してくれるとありがたい。
Aのオフェンスチャージング。
得点はノーカウント。
オフェンスファウルなので、チームファウルが5個でもBチームのスローインで再開。

実際、上記のように裁いても、誰も文句を言わないと思います。

【シュートファウル?正解】

正解はこちらです。

Aのレイアップによる得点を認める。
そのうえでAのルーズボールファウルが適用される。
Aチームが5ファウルなのでBのフリースローで再開。

現場で上記のように裁いたら、ざわめきます。
プレイヤーA「なんでオフェンスファウルなのに、得点入るの?Bのフリースローなの?」
審判「ボールが手から離れているので、オフェンスコントロールは終わっています」
プレイヤーA「???じゃあ、なんで得点は認められたの?」
審判「オフェンスコントロールが終わってもボールはライブの状態なので、ファウルがあってもシュートは認められます」
プレイヤーA「???」
説明するのは至難の業ですが、正しいジャッジです。

【シュートアフターのグレーゾーン】

なぜこんなことになるかというと、チームコントロールとシュートモーションの二つの定義にグレーゾーンが発生するからです。
ルールブックから考えてみましょう。

第14条:ボールのコントロール
14-1-3:シュートををしてボールがプレーヤーの手から離れたときにチームコントロールは終了する。

第15条:ショットの動作中のプレーヤー
15-1-2:シューターが空中にいる場合は両足がフロアに着地したときにシュートの動作が終わる。

具体例に言うと、
①Aがレイアップにいくために踏み切った。(シュート動作の開始)

②ボールがAの手からリリースされた。 (オフェンスコントロールの終了、シュート動作は継続)

③もともと位置を占めていたディフェンスBに対して空中で突っ込んだ。 (シュート動作は継続)←ここでファウル

④シュートが入り着地した。(シュート動作も終了)

画像だとこんなイメージです。

私も過去に一回だけコールしました。
その時は、なぜか特に質問されることもなく従ってくれました。
勝敗にこだわらない下部リーグだったから、「よくわからんが審判が言ってるからいいや」的だったのかな~
実際にこのシチュエーションに遭遇したら、是非ともナイスジャッジしてください!